進化する大谷翔平の直球にデータで検証 ベースボール・グラフィックレポート
開幕7連勝、大谷の進化するストレート
「投手」大谷の魅力と言えば、何といっても最速162キロの剛速球だが、実は平均球速も群を抜いている。
【画像提供:データスタジアム】
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スピードが速く、かつ「バットに当たりにくい」
【画像提供:データスタジアム】
上記のグラフィックは、平均球速と非コンタクト率(バットに当たらない確率)で、主要な先発投手をマッピングしたものだ。これを見ると、平均球速で群を抜いている大谷は、非コンタクト率もやはりトップクラスであることが分かる。「速い割にはバットに当たる」は、あくまでも印象に過ぎないといえよう。
もっとも、大谷を上回る非コンタクト率をマークしている投手がいることも確かだ。20パーセント超えをマークしているのは、藤浪と前田健太(広島)の2人。さらには杉内俊哉(巨人)のように「球速は遅くてもバットに当たらない」投手もいる。ただ、基本的には「速いほどバットに当たらない」傾向はあり、大谷のストレートもやはり「バットに当たりにくい」結果となっている。