初のミックスド電流爆破は大仁田&長与が劇勝 ダンプが再戦要求に長与も「もう1回」

高木裕美

史上初の男女ミックスド電流爆破デスマッチは大仁田&長与組がTARU&ダンプ組に劇勝 【横田修平】

 23日の超花火プロレス「大江戸超花火」東京・大田区総合体育館大会では、世界初となる男女混合電流爆破デスマッチを開催。「史上初!ミックスド電流爆破!ノーロープ有刺鉄線電流爆破〜爆破バッ ト&電気イス四面楚歌地獄デスマッチ」として、大仁田厚&長与千種のカリスマコンビと、ダンプ松本&TARUの殺戮極悪コンビが「爆破王」のベルトをかけて激突した。

 大仁田は1980年代に全日本女子プロレスで極悪同盟として一世を風靡したダンプを電流爆破の世界に誘うと、その対戦相手にクラッシュギャルズとしてダンプと抗争を繰り広げてきた長与を指名。長与も快諾し、女子プロレスの聖地であった同会場で、宿命の対決が再び実現することとなった。

長与とダンプが初の電流爆破で壮絶バトル

クラッシュ時代からの因縁対決に会場からは悲鳴も 【横田修平】

 リングの四面には爆弾の施された有刺鉄線が張り巡らされ、公認凶器として爆破バット2本、爆弾つき電気イス2脚も設置。まさに「逃げられない地獄」の中、殺戮極悪コンビは、勝手に公認凶器につけ加えたフォークでいきなり2人をメッタ刺し。追い込まれた大仁田と長与は早くも被弾してしまう。初めての電流爆破を体感した長与は、一気に覚醒。その後も被弾しながらも、ダンプにお返しとばかりに竹刀を突き立て、TARUをイスで殴りつけるラフファイトを開花させる。だが、大仁田と同時に狙った爆破バット攻撃は、セコンドのYASSHIに妨害されて不発。4人同時に肩を並べて被弾する大混戦の中、大仁田がダンプをフォールして3カウントを奪った。

長与やみつき!? 「電流爆破、楽しいですわ」

電流爆破での再戦を誓う長与とダンプ 【横田修平】

 敗れたダンプは「負けてばかりじゃ気が済まない」と、泣きながら大仁田に再戦を要求。長与も「電流爆破、楽しいですわ。もう1回お願いします」と笑顔でリマッチを訴えた。狙っていた爆破王のベルトにまたも手が届かなかったTARUだけは無言で退場。還暦での完全引退を2年後に控え、改めてプロレスの楽しさを実感した大仁田が、女子プロレスのレジェンドたちの熱い思いに応え、再び電流爆破のリングに引きずり込むのか。

女子プロレスの聖地で新旧スターレスラー競演

【横田修平】

 セミファイナルでは、KAORU&渡辺智子&雫有希&彩羽匠組vs.堀田祐美子&井上貴子&春山香代子&宝城カイリ組という、様々な世代の女子プロレスラーが集結。ベテラン勢がさすがの存在感を発揮する中で、負けじと光っていたのがワールド・オブ・スターダム王者の宝城。開始早々、豪快な場外戦ダイブで観客の心をつかむと、大混戦の中、ダイビングエルボードロップで彩羽に勝利。爽やかな笑顔で観客の大歓声を集めた。

越中のヒップアタックに大声援

越中のヒップアタックに会場は大歓声 【横田修平】

 大谷晋二郎&越中詩郎組vs.佐藤耕平&鈴木秀樹組では、大ベテランの越中に声援が集中。越中も序盤からヒップアタックを繰り出して観客をあおると、負けず嫌いな大谷も顔面ウォッシュを連発。佐藤と鈴木も2メートル近い長身からのダイナミックな攻撃で対抗し、20分時間切れの大熱戦となった。
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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