梅野源治、ルンピニー初挑戦も届かず 「自分の実力不足…本当に悔しい」と号泣
21歳ながら150戦している王者
悲願のルンピニー初挑戦だったが、僅差で敗れて肩を落とす梅野 【田栗かおる】
59年の歴史の中でタイ人以外はフランス人2人しか巻いたことがないという、ラジャダムナンスタジアムと並んでムエタイ最高峰のルンピニースタジアムのベルト。WBCムエタイスーパーフェザー級王者の梅野にとって外国人3人目のチャンピオンになるべく、ルンピニーの頂点に初めて挑んだ。
一方、王者ペットモラコットは21歳ながら通算150戦110勝35敗5分の戦績を残す。長いリーチを生かした首相撲からのヒザ蹴りを武器にするサウスポー。
5Rに積極的に前に出るも…
左右のミドルでプレッシャーをかけた梅野だが、5Rにコカされたことが明暗を分けた 【田栗かおる】
判定が微妙のまま5Rにいき、「ポイントゲームではなく面白い試合がしたかった」と梅野がアグレッシブに前に出るも、ペットモラコットの首相撲につかまり、逆にコカされてしまった。これが響き、判定は3者49−48で王者に軍配が上がった。
「5Rにコカされたのがすべて」
長いリーチを生かした首相撲からのヒジなどムエタイのテクニックを見せた王者ペットモラコット 【田栗かおる】
一方、左頬を腫らしながらも防衛したペットモラコットは「梅野の攻撃は全部痛かった。でも今回はしっかり練習してきたし、大差で勝ったと思う」と誇らしげ。梅野については「ルンピニーのランクだったら7位ぐらいの実力はある。十分強いと思うけど技術が足りない」と評価した。
結果&戦評
2度目のルンピニー挑戦となった一戸。キレのいい右ミドルで攻めたが、最後まで王者ナッタポンの牙城を崩せなかった 【田栗かおる】
4月19日(日)東京・ディファ有明
<ダブルメインイベント第2試合 ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5回戦(延長なし) ムエタイルール>
○[王者]ペットモラコット・ウォー・サンプラパイ
(判定3−0)
●[挑戦者]梅野源治
3者49−48
<ダブルメインイベント第1試合 ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5回戦(延長なし) ムエタイルール>
○[王者]ナッタポン・ナーチュアウイッタヤコム
(判定3−0)
●[挑戦者]一戸総太
※3者49−47
【戦評】2度目のルンピニー挑戦となった一戸。2Rには後ろ廻し蹴りでナッタポンを吹き飛ばし、左右のフックやローで観客を沸かせた一戸。しかし、ナッタポンは右ミドルでポイントを重ね、効果的な前蹴りで主導権を渡さず。健闘を見せた一戸だったが、テクニックで上回るナッタポンが判定3−0で王座防衛を果たした。
<第8試合 REBELS65kg級タイトルマッチ 3分5回戦(延長なし) REBELSルール>
○[挑戦者]水落洋祐
(3R2分16秒 KO)
●[王者]UMA
【戦評】開始早々ハイキック、パンチ、飛びヒザ蹴りのラッシュをかけるUMAが左ミドルでダウンを奪う。2Rは両者譲らずの打撃戦。3Rにコーナーに詰めた水落が左フックでダウンを奪うと、パンチのラッシュでスタンディングダウン。なおもパンチの連打で攻撃の手を緩めず、3度目のダウンで勝利し、新王者となった。
<第7試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定戦 3分5回戦(延長なし) WPMFルール>
○[王者]T−98
(判定3−0)
●[挑戦者]北斗拳太郎
※49−48、49−48、49−48
【戦評】 5R通じて差し合いからのヒザ合戦。両者ともスキを狙ってヒジを出すも決定打には至らず。僅差の判定はTー98に軍配。
<第6試合 64kg契約 3分5回戦(延長なし) WPMFルール>
○ゴンナパー・ウィラサクレック
(2R2分46秒 TKO)
●鈴木真治
<第5試合 バンタム級 3分3回戦(延長1R) WPMFルール>
○キム・ギフン
(判定3−0)
●祐☆トーン・エー
※30−28、29−28、30−29
<第4試合 フェザー級 3分3回戦(延長なし) WPMFルール>
○長崎秀哉
(判定3−0)
●立嶋篤史
※30−28、30−28、30−28
<第3試合 スーパーバンタム級 3分3回戦(延長1R) WPMFルール>
○浜本“キャット”雄大
(判定2ー0)
●佐野貴信
※29−29、30−29、30−29
<第2試合 55kg契約 2分3回戦(延長なし) WPMFルール>
○小田巻洋子
(判定3−0)
●ノーンナッ・ルークジャルンサック
※30−28、30−28、30−27
<第1試合 ウェルター級 3分3回戦(延長なし) WPMFルール(肘打ちなし)>
○KENGO
(判定3−0)
●硬氣DATE
※30−27、30−27、30−29
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