梅野源治、記録にも記憶にも残る男に――2.11「NO KICK, NO LIFE2015」

スポーツナビ

「勝つのは間違いなくオレ」

2月11日の「NO KICK NO LIFE 2015」でメインイベントを務めるWBC世界ムエタイスーパーフェザー級王者・梅野源治(写真提供:「NO KICK NO LIFE 2015」) 【スポーツナビ】

 2月11日、東京・大田区総合体育館で行われるキックボクシングイベント「NO KICK, NO LIFE2015」。メインイベントは、ノンタイトル戦ながらWBC世界ムエタイスーパーフェザー級王者・梅野源治が59.0キロ契約、3分×5ラウンドのひじ打ちありのキックボクシングルールで、元ラジャダムアンスタジアムライトフライ級&フライ級2冠王、WMC世界スーパーバンタム級王者ルンラット・ナーラーティクンと対戦する。今回は主催者から梅野とルンラットのインタビューが届いた。両者は果たしてどのような心境で、この試合に臨むのか!?

以下は梅野源治のインタビュー

――試合まであと僅か。現在のコンディションや練習の進み具合は?

 コンディションはいつも通り。練習は当然キツいけど良い感じで仕上がってますね。

――ひじ、ひざ、首相撲なしと言うルールもある中、この純キックルール(ひじ、ひざ、首あり・5R)にこだわる『NO KICK NO LIFE』に出場する事について?

 ムエタイは立ち技世界最強といわれていて、そのルールにこだわりを持っているイベントの中でも、『NO KICK NO LIFE』は国内トップだと思っている。その団体のトップの方から直々に試合オファーをいただいて、大会のメインイベントを任されるというのは光栄だし、最高の舞台を用意してもらえたと思ってます。

――対戦相手であるルンラット・ナーラーティクンの印象は?

 ルンラットはスタイルがムエカオ(首相撲主体で攻める選手)で気持ちもすごく強い。とにかく下がらないで前に出てきて首相撲からのひざで攻めてくる選手なので噛み合うと思います。

――対戦相手のルンラットは「梅野とはキャリアが違う。いま日本でトップの梅野に勝てば評価を受けてまた日本に呼ばれるから絶対に勝つよ」と言い切っているが?

 大丈夫! 相手よりもオレの方が絶対に努力してるから、勝ちたいっていう気持ちもオレの方が強いから‥‥勝つのは間違いなくオレ!

――警戒していることや秘策はありますか?

 首相撲かな。相手の組む力はすごく強いと聞いてるので、それに付き合わないで中間距離からのパンチとひじでKOを狙っていく。

「世界最高峰の技術を見せる」

――今回は各団体の王者クラスの選手が大挙して出場しますが、その中でメインと言うことについていかがですか?

 オレ以外の選手がメインイベントを務めたらおかしいでしょ。オレとその他のチャンピオンたちとじゃ全くレベルが違うから。試合を観比べればすぐ分かりますよ! メインイベントを任された以上はしっかり盛り上げるし、世界最高峰の技術を見せるから楽しみにしててほしい。

――自分の試合以外で意識するカードはありますか?

 全くない。お客さんにもオレの試合だけを楽しみにしていてもらいたい。

――今後の目標は?

 今まで何百年と続いてきてる歴史の中で、世界中の誰1人として成し得ていない軽量級の外国人ムエタイ王者になりますよ。誰も出来なかったことを自分がやりたい! 世界中の格闘技ファンの人たちの記憶にも記録にも残る男になりたい。

――最後に一言お願いします。

 今回も必ず勝ちます!その分の努力は精一杯やってきたから。俺がPHOENIXジムのトップだから、俺が日本格闘技界のトップだから。

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