青学大・原監督「山上りに自信ある」 3代目山の神へ エース神野を5区起用
公開練習に臨んだ青山学院大の5選手。(左から)主将の藤川、久保田、神野、一色、小椋 【CSPark】
以下は、原監督、神野らエントリー選手の意気込み。
原監督「特に悩んでいるのは3、9区」
「ワクワクしすぎてなかなか区間が決められない」とユーモアたっぷりに語った原監督 【CSPark】
2つのキーワードでキーマンを挙げさせてもらうならば、ひとつは青山学院大と言えば青山キャンパスですが、陸上部の拠点は練習グラウンドがある“相模原キャンパス”。この相模原キャンパスで4年間学んでいる3年生の小椋(裕介)と村井(駿)の2人がきちんと走れば、おのずと結果はついてくると思います。
記者のみなさんは、神野大地、久保田和真(3年)、一色恭志(2年)の3人を思い浮かべますが、彼らは走って当然です。彼らは学生を代表するランナーになっていますので、当然走ります。その脇を固めるランナーがきちっと走れば果はついてくるし、このキャンパスを盛り上げるためにも、この2人には活躍してほしいと思います。
もうひとつは、箱根駅伝と言えば“山”です。山上りを制すれば箱根を制するというここ10年になっています。青山学院大はこの山上りに非常に自信を持っています。関東学生連盟からは29日の区間エントリーまでペラペラしゃべるなとは言われているんですけれど、多くの記者さんがいらっしゃいましたので。山は“山の神”神野大地。柏原超えを狙って、77分50秒を目標に走ってくれるものと思います。山の神の誕生を期待しています。
(区間配置について)16人誰を使っても良い状態にきているのですが、特に悩んでいるのは3、9区ですね。9区や10区に主力級を配置すべきなのか、前半に固めて配置するのか悩んでいます。
明日、(千葉県の)富津で5キロを2本というトレーニングをやるわけなんですけれど、それと25日にグラウンドでペース走をやります。これで腹をくくって、29日の区間エントリーではダミーを使うことがないように、覚悟をもって区間エントリーの日を迎えたいと思います。
神野「粘り強さを見せたい」
5区指名を受けた神野は「我慢には自信がある」と意気込んだ 【CSPark】
山上りは山の適正があると思うんですけれど、自分の中ではいかに我慢できるかの区間だと思っていて、我慢に関しては自信があります。キツくなってからの粘り強さを見せていきたいです。イメージとして最初はあまりガンガンいきすぎず、山に入ってから、特に宮ノ下からいきたいと思っています。
風などはあまり得意ではないので、そういう気象条件であったり、レース中にお腹が痛くなったり、そういったことがなければ、(原監督の目指す77分50秒という)記録が見えてくるのではないかと思います。
(レース本番に向けて)箱根は先頭を走ればぐんぐん行くイメージがあるので、往路は他大学も(強い選手が)そろっていますし、すごく混戦になると思います。でも、2分くらい離されて来ても自分がしっかり逆転して、往路優勝して先頭で気持よく走れれば、みんな100パーセントで絶対走れると思っているので、総合優勝も見えてくると思います。タイム差以前に、先頭を走るという気持ちが大事だと思います。