日帰りで美しい紅葉が見たい! 「松原渓のスポーツ百景」
【松原渓】
日帰りで美しい紅葉を見られる穴場スポット
東沢大橋から見える芸術的なグラデーション 【松原渓】
連休を取れたら、泊まりがけで遠くまで足を伸ばして、紅葉の観光名所を回ってみたい。京都の嵐山、奈良の吉野山、福島の磐梯山、岐阜の奥飛騨温泉郷……もちろん、温泉とセットが嬉しい。
ただ私の場合、休日が分散するため、どうしても日帰りがメーンになってしまう。それに、休日の人気スポットは混雑必至。日帰りで美しい紅葉を見られる穴場スポットはないものか……。
と、毎年このシーズンになると、いろいろな紅葉スポットに足を運んでみるのだが、その中でもおすすめできるスポットを2つ紹介したい。
1つ目は、山梨県北杜市にある、山間の赤い橋が特徴的な「東沢大橋」。
電車で行く場合、JR清里駅から徒歩約50分(3.1キロ)。ちなみに、この清里駅の標高は1,274mと、山梨県で一番、JRでは2番目に標高が高い駅だそう。電車を下りたら、空気の美味しさが違うことに驚く。
東沢大橋から見える紅葉は、川俣川渓谷に沿うように木々が織りなすグラデーションが美しかった。見頃は10月末〜11月にかけてだそうで、私が行ったのは10月15日過ぎだったけれど、真っ赤なカエデに負けじと、ナラや白樺、カラマツなども鮮やかに色づいており、芸術作品のような色彩に圧倒された。橋の脇ではスケッチをしている人が何人かいたけれど、この豊かな色彩を絵の具で出すのは難しそう……。晴れていれば、背景に美しい稜線を描く八ヶ岳やアルプスが見える。