日帰りで美しい紅葉が見たい! 「松原渓のスポーツ百景」
紅葉ハイキングも楽しめる
落ち葉も美しい 【松原渓】
ハイキングは最寄りの駐車場である「美し森駐車場」(清里駅から2.7km)からスタート。スタートから15分ほど歩いたところで、美し森の頂上に到着。あっさり登頂できるので、「あら、もう頂上!?」と、物足りなさを感じるかもしれない。
でも、このコースの醍醐味(だいごみ)は“登る”ことではない。美し森は、日本百名山にも選ばれている八ヶ岳山系最高峰の赤岳(2,899m)の一部が孤立してできた標高1,542メートルの小高い丘になっていて、このコースは、折り返し地点の天女山(1,529m)までの間をつなぐ約6.5km。その間に、変化に富んだ地形や自然(紅葉)が楽しめるのだ。
見どころは川俣川渓谷や、県立八ヶ岳牧場など。川俣川渓谷では、岩の上を歩いて小川を渡るような場所もあって、夏は川遊びもできそうだ。色づいた落ち葉が絵になっていて、ついカメラを構えたくなった。この辺りは「野鳥の宝庫」とも言われるそうで、小鳥のさえずりがそこかしこから聞こえてきた。みずみずしいシダが生い茂っているところもある。森を満たす新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んでリフレッシュ!
清泉寮のソフトクリームは並んでも食べたい! 【松原渓】
本来なら、牧場の先に南アルプスの山々や八ヶ岳、秩父連峰、富士山まで見えるらしいのだけれど、この日は曇りで、景色は微妙……残念。山の天気は変わりやすいので、天気の良い日に運が良ければ見られるはず!
牧場ゾーンを通過して、最後に険しい山道を登ると天女山の山頂に到着。ここからは折り返して再び美し森駐車場へと向かう。同じ風景でも、帰り道は違った見え方になるから不思議だ。写真を撮ったり、休憩したりと、ゆっくり歩いて約4時間ほどでコースを完歩できた。出発地点に戻ると、ほどよい疲れが身体を包んだ。
周辺の立寄りスポットとしてぜひお薦めしたいのが、清泉寮(清里駅から2.3km)のソフトクリーム。新鮮なジャージー牛の生乳で作ったソフトクリーム(360円/税込)が名物で、行列ができるほど有名だ。これを食べないで帰るわけにはいかない!ということで、私も並んで至福の瞬間を味わった。新鮮な空気と大地で育った牛乳の味を感じさせる、「これが本物の味かぁ!?」とウットリ。清里駅周辺には日帰り温泉も点在しているので、車で来た際は温泉で温まって帰りたい。
都内でオススメの紅葉スポット
昭和記念公園のイチョウは11月上旬が見頃 【松原渓】
【松原渓】
※入場料(すべて税込):大人410円/小人80円/65歳以上は210円/団体割引あり