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夏バテ防止に田中理恵のトマト体操　栄養素がたっぷり食べても健康

スポーツナビDo 2014年7月4日 11:24

【スポーツナビDo】

今からが旬、トマトのことをたくさん知ろう

夏野菜の主役・トマトのことをもっと知ろう！【スポーツナビDo】

　田中理恵が小学生といっしょに夏バテ防止のトマト体操に挑戦！　国内トップシェアの種苗メーカー「タキイ種苗」が３日、東京・港区の青山小学校４年１組の児童たちを対象に「桃太郎トマトの学校」を開校。体操のロンドン五輪代表・田中理恵さんを特別講師に、また、お笑いコンビ「ロザン」の宇治原史規さんを校長役、菅広文さんを教頭役に迎え、特別授業を実施した。

　タキイ種苗は創業１７９年の歴史を持ち、家庭菜園など簡単に育てることができるタネから、農家（生産者）が使用するタネまで幅広く展開。同社が開発した人気の高い品種として、ナス「千両二号」、カボチャ「えびす」、苦くないピーマン「こどもピーマン」、切花向けヒマワリ「サンリッチ」などが知られている。その中でも特に代表作として有名なのが、大玉トマトのトップシェアを誇る「桃太郎トマト」だ。

田中理恵さん、ロザンの２人を先生に招いて特別授業がスタート【スポーツナビDo】

　知らず知らずのうちに誰でも口にしているであろう、この桃太郎トマトは苦節２０年の開発期間を経て１９８５年から発売開始。その名の由来の通り、桃のように甘くてフルーツのように食べられるのが一番の特徴だ。
　そして、最もトマトが美味しくなる旬の季節といえば、やっぱり夏！　本格的な夏到来を前に、トマトのことをもっと知ってもらい、子供たちの野菜摂取量を高め、食生活から健康になってもらおうという目的のもと、この「桃太郎トマトの学校」が開かれた。

夏バテにはクエン酸、ビタミンＢ１

トマトにはたくさんの栄養素が含まれている【スポーツナビDo】

　特別授業では、宇治原校長が得意とするクイズなどをちりばめながら、トマトに関するアレコレを紹介。例えば、ヨーロッパには古くから「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがある。最初、この言葉に子どもたちの顔には『？』が浮かんでいたが、トマトにはたくさんの栄養が詰まっているため、トマトが美味しい季節になると食べた人はみんな元気になって病院に行かなくなる――そういった意味を教えられると、生徒はみんな「なるほど！」とパッと表情が変わった。

「夏バテ防止にはクエン酸とビタミンＢ１が大事！」【スポーツナビDo】

　医者が青くなるほどの健康食品であるトマトに含まれている栄養素は、主に１５種類。脳の働きを高め、免疫をつける効果のあるリコピンや、腸の働きを助けるペクチン、また視力を回復する効果のあるビタミンＡなどなど。その中でも田中さんが注目したのは、疲れが取れて夏バテ防止効果があるビタミンＢ１とクエン酸だ。
「やはり私はスポーツ選手でしたので、毎年、夏バテしないように気をつけていました。トマトを食べてクエン酸やビタミンＢ１を摂ることはすごく大事ですね」

田中理恵といっしょにトマト体操

背筋を伸ばして姿勢良く【スポーツナビDo】

　子どもたちにも夏バテしないでもっと元気になってもらい、夏休みを楽しく過ごしてもらおうと、ここで田中さんが考案した夏バテ予防の「トマト体操」をみんなでチャレンジ。主に肩周りのストレッチが３種類で、「肩甲骨を背中でくっつくてあげるように動かしてね」と田中さん。これは肩甲骨を動かすことで姿勢が良くなり、体がスッキリする効果があるようだ。

肩甲骨をしっかり動かして【スポーツナビDo】

子どもたちに手取り足取りレクチャー【スポーツナビDo】

美味しそうにトマトを食べる子どもたちを見て、田中さん、ロザンの２人もニッコリ【スポーツナビDo】

「体がちょっと疲れたなぁと思ったときにこの体操をやってくださいね」
　田中先生がこう呼びかけると、いっしょにトマト体操をした生徒たちは「はーい！」と元気良く返事。子どもたちもすっかりトマト体操がお気に入りの様子だった。

　ほかにも、トマトには美容に良い、美肌効果、ダイエット効果、二日酔いを防ぐ効果があり、また昆布と同じうまみ成分であるグルタミン酸がたっぷり含まれていることなどを生徒たちは学習。最後にはみんなで桃太郎トマトを食べ、普段はトマトが苦手という子どもも「美味しい！」と大きな笑顔を浮かべていた。