噂の24時間ジム 午前0時に潜入 夜中の営業実態、利用者どんな人?

スポーツナビDo

【スポーツナビDo】

あの、帰る電車なくなっちゃいますよ……

ただいま深夜0時を回ったところ……噂の24時間営業ジムに潜入中 【スポーツナビDo】

 時計は午前0時を回ったところ。終電もそろそろ出払っちゃいそうなこの時間、僕はどこにいるかと言いますと、とあるスポーツジムに来ています。閉店後に取材に来たわけではありません。今からが本番とばかりに、店内は煌々と明るく、10人ほどがトレーニングに励んでいる。

 あの、帰る電車なくなっちゃいますよ……という心配は無用。なんと、僕がいま来ている「FASTGYM24」は、24時間・年中無休営業なんです! 言うなればフィットネスジムのコンビニ。「いつ」来てもトレーニングできるんです。
 この「FASTGYM24」は、首都圏・関西・東海地区を中心に61店舗のフィットネスクラブを展開する株式会社ティップネスの新業態となる、24時間営業のトレーニングジム。1号店が3月10日にオープンし、場所は東京メトロ有楽町線/副都心線・要町駅の3番出口を出てすぐ。3番出口から地上へ出るとすぐ左手にファミリーマートが見えますが、その2階にジムがあるので、極度の方向音痴である僕でも迷いようがないくらい「すぐ」です。

安全・安心 最高水準のセキュリティ

緊急・非常時を警備会社に知らせるボタンがジム内には24カ所(携帯型含む) 【スポーツナビDo】

 この夜中の時間帯にはジムのスタッフはいません。でも、出入り口のドアも施錠されており、例えば不審者やジムと無関係の人たちは一切シャットアウト。会員の人だけが専用のセキュリティカードで入場できるシステムとなっているため安心です。ちなみに、1枚のカードで2人以上入ろうとすると、すぐに警報が鳴るのでズルはできないですよ!
 しかしながら、会員だけが利用できると言っても、スタッフが不在というのはやっぱり不安。事故やケガ、突発的なケンカとか、女性の身の安全とかも大丈夫?と思ってしまう。

「トイレ、更衣室を除き、ジム内には15台の防犯カメラが設置されており、警備会社が24時間態勢でモニタリングしています。ですので、何かあればすぐに警備スタッフが駆けつけてくれます。また、非常時・緊急時を知らせる非常ボタンが、携帯できるペンダント型を含めてジム内に24カ所あります。

この非常ボタンは集音マイクを通して警備会社のスタッフと相互対話できるシステムになっているため、細かく状況を伝えることができ、また警備側からも細かい指示を受けることができるようになっています。このように、最高水準のセキュリティとなっています」
 そう説明してくれたのは、ティップネスの広報担当・武藤春代さん。こんな遅い時間にもかかわらず取材にお付き合いいただき、ありがとうございます。武藤さんが言うには、夜中にトレーニングに来る人はそれだけ目的意識がハッキリしているので、他の利用者とのトラブルはこれまで聞いたことがないとのこと。

「特に女性だと夜中の時間帯は危険と思われるかもしれませんが、安心してください。つい先ほども女性おひとりのご利用者がいらっしゃいましたので」

 ちなみに利用客のピークとなる“ゴールデンタイム”は22時〜24時と、従来のジムであれば営業終了となる時間帯。深夜・早朝も常に5名前後の利用者がいるという。

設備も申し分なし、初心者でも快適利用

ウェイトマシン、フリーウェイトスペースなど設備としても申し分なし 【スポーツナビDo】

 セキュリティ面は安全・安心が分かったとして、本来の目的であるトレーニング設備の方はどうか。
「マシンは従来のティップネスのジムにもある基本的なラインナップとなっておりますが、初心者の方にも簡単に操作できるマシンをそろえています」と武藤さん。

 ジム内の窓側には脂肪燃焼、引き締め、心肺機能を高めるランニングマシン、クロストレーナー、エアロバイクがズラリと並び、真ん中には体の各部分の筋力アップに効果的なウェイトマシンが部位ごとにそれぞれ設置。壁側にはパワーラック、ダンベルなどより本格的な筋力トレーニングにおススメのフリーウェイトスペースがある。さらに更衣室の手前にはストレッチエリアがあり、そこでは常時ストレッチ方法のビデオが流れていて……と、このように設備としても申し分なし。

このようにトレーニングメニューも置いてあるので初心者でも快適に利用できる 【スポーツナビDo】

 と言っても、どうトレーニングしていいか分からないという方には、ジム内にはトレーニング方法の参考メニュー(例えばサーキット編、上半身編、下半身編など図解付き)があるから大丈夫。希望者にはマシンの使い方も入会時にスタッフがちゃんと教えてくれるから、武藤さんが言っていたようにジム初心者でも快適に利用できるというわけです。

 さらに取材後しばらくして気が付いたのだけど、そういえば靴を脱いでいない。室内用に履き替えないで、当たり前のように土足でズカズカと中に入ってしまった。
「大丈夫ですよ。運動できるシューズならそのまま土足で利用できるのが、このジムの特徴の1つでもあるんです。例えば、ランニングの途中にジムに寄ってトレーニングをして、またランニングして自宅に帰るという利用者の方もいますので」
 設備もバッチリ、利用方法・時間帯も人それぞれに合わせた形に対応できる。24時間ジム、素晴らしいじゃないですか!

1/2ページ

著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント