勝手に足が速くなっていました 運動神経が目覚める魔法のラン講座
ランナーのお悩みを一瞬にして解消
「いろいろ試してもきれいなフォームにならない」
「足の痛みが治らない」
これらはランナーのみなさんにとって永遠の課題なのかもしれない。しかし“そんな悩みを一瞬にして、解消してしまうウソのような本当のようなランニングクラス”があるということを耳にして、さっそく取材に出掛けた。
この噂のクラスは、上武大学駅伝部のランニングコーチのほか、レーシングドライバー、大相撲、プロレスなどさまざまな分野のトップアスリートのフィジカルコーチとしても活躍している新田（しんでん）幸一さんによる「瞬間ランニング診断」。『Adams Campus』がプラットフォームとして提供している大人気のランニング講座だ。
マット、ポール運動でフォームが劇的変化
ストレッチポールの上に仰向けに寝て、両足のかかとを地面につけたまま腹筋。これで身体の左右のアライメントを整えつつインナーマッスルも鍛える。またマット上では片足立ちで、もう片方の足を動かす運動。これを行うとビックリ、さっきまで片足立ちのまま新田コーチに腕を引っ張られたり押されたりすると、すぐにバランスを崩して両足を地面についてしまっていたのに、今はどんなに押しても引いても片足で踏ん張ることができている。これには参加者も驚きの表情を隠せない。
「脳から来るレセプター活動を活発にしているんです。要するに脳から来る神経のスイッチを入れている作業。これで足の神経にスイッチが入り、軸をつくる運動も行っていますので、無意識に安定して走れるようになるんです。いま、参加者のみなさんは“運動神経が目覚めている”状態ですね」
ストレッチポール、マット、ジャンプのエクササイズを経て、再び走り始めてみると……これまた驚いたことに、僕の素人目から見ても、明らかに走るフォームが別人になっている。とにかくスムーズで、効率の良さそうな走り方。スピードの乗り方も全く変わってしまったような印象だ。
そして何より、ここまでトラックを何周も走らせたり、フォームを矯正したりということを１つもやっていない。ランニングと全然関係がなさそうなエクササイズをやっていたのにも関わらず、この激変ぶりである。
見ているコッチがこれだから、実際に講座を受けているランナーは一様に「ポカーン」……キツネにつままれたような顔を浮かべていた。
「絶対に速くなっている」参加者も大満足
「参加して良かったですね。自分自身で思っていた走りに対する基本が全部覆された気分です。最初はいっぱい走るのかなと思っていたんですけど、そうじゃないトレーニングでここまで変わってしまった。絶対にタイムは速くなっていると思うし、そもそも勝手に速く走れてしまっているんです。受講料以上の価値がありましたし、次もまた参加したいですね」と、この日初めて新田コーチのクラスに参加した山本さん。