ハイスピード“前髪重視”はるか悠梨 & 気迫で“モテキ到来!”宝城カイリ=スターダム3期生がデビューへ! 新人4選手インタビュー(前編)

スポーツナビ

デビューが決まったスターダム3期生4人にインタビュー! 今回は、はるか悠梨(右)と宝城カイリ(右から2番目)を紹介! 【スポーツナビ】

 2011年1月23日の旗揚げ以来、強烈なインパクトと輝きを放った女子プロレス新団体「スターダム」。12月25日には、今年最後の興行が東京・新木場1stRINGで開催される。

 11月に行われたプロテストでは、はるか悠梨(はるか ゆうり)、宝城カイリ(ほうじょう かいり)、翔月なつみ(しょうづき なつみ)、安川惡斗(やすかわ あくと)らが合格し、スターダム3期生としてのデビューが決定。
 まず25日の新木場大会では、はるか悠梨が先陣を切って夏樹☆たいようとのデビュー戦に臨む。その後は、新年最初の大会となる1月7日に宝城カイリ、スターダム1周年記念大会となる1月22日に翔月なつみ、そして3期生デビューのオオトリとなる安川惡斗は2月5日の大会で、スターダムファンの前にお披露目となる。

 スポーツナビでは、風香GMを交え、デビューが決まった4選手に独占インタビュー。一緒に練習してきた4人によるクロストークで、それぞれのキャラクターや目標、プロレスに対する思いなどを包み隠さず語ってもらった。
 前編となる今回は、デビューが目前に迫ったはるか悠梨と、来年早々に愛川ゆず季との試合が決まっている宝城カイリを中心に紹介する。

アイドルオタクからアイドルレスラーへ! はるか悠梨

格闘技コラムを書いていたことから風香GМに誘われたというはるか悠梨。実はもともと、コスプレ好きだったという…… 【スポーツナビ】

――まずは自己紹介をかねて、プロレスを始めたきっかけを教えてください。では、25日の新木場大会で3期生最初のデビューを飾るはるかさんからお願いします。

はるか はるか悠梨です。プロレスを始めたきっかけは、もともと格闘家の長島☆自演乙☆雄一郎さんのバックダンサーをやらせてもらっていたんです。それでわたし、アニメとかコスプレとかが好きで、そのオフ会で会った記者の方に『あれ君、コスプレダンサーの人だよね?』と声をかけられて。それで格闘技のコラムを書いてくれないかという話になって書いたんですけど、その記事を風香さんが読んでくれて、わたしを誘って下さいました。

――アニメ、コスプレ好きからプロレスへ転身ですか! インドア派な感じはしますが、もともと運動はしていたんですか?

はるか 運動は中学の時に器械体操をしてたんですけど、そんなに運動神経が良いわけでは……。

――ということは、やはりオタクのような生活を……?

はるか そうですね。結構、コスプレしてオフ会行ったり、コミケ行ったりしてました。

風香GMの美しさにひかれ、スターダム入団へ! 3期生のデビュー一番手となる 【スポーツナビ】

――では最初に風香さんに誘われた時はどう思いましたか?

はるか もともとプロレス好きだったので、風香さんの名前を聞いたことはありました。それで最初は『えっ、どうしたんだろう?』とびっくりしたんですけど、実際に会って話を聞きに行ったら、風香さんがすごくかわいくて(笑)。
 写真よりかわいくて、『この人、本当に女子プロレスラーか?』と思いました。

――風香さんに一目ぼれしちゃったんですね?(笑)

はるか はい! もともとアイドルさんや、グラビアアイドルが好きで、愛川ゆず季さんのグラビアを見たりしていて。それに、長野美香さんのラウンドガールをやらせていただいたこともあったので、興味がわいてきたんです。

――なるほど。アイドル好きがアイドルになってしまったと。

はるか そうですね(笑)

――さて、デビュー戦は夏樹さんに決まりました。今の心境は?

はるか 最初、ロッシー小川社長にデビュー戦が25日に決まったよと言われた時は、まさか一番初めが自分だとは思ってなかったです。自分的には2番か3番を狙っていたので……。
 それに25日は脇澤(美穂)さんがデビューと聞いていたので、同じ日はないだろうなと思って余裕をかましていたので、スケジュール帳を見たら、『もうすぐじゃん!』と、焦りましたね。

内定を蹴って表現者の道へ! 宝城カイリ

決まっていた企業への内定を蹴ってまで表現者の道を選んだ宝城カイリ。ヨットではインターハイ、インカレに出場したほどの実力者 【スポーツナビ】

――では次に、2012年最初の興行となる1月7日の愛川ゆず季戦でデビューとなる宝城さん、お願いします。

宝城 宝城カイリです。わたしは今年、大学を卒業したのですが、もともと普通の企業で働く予定でした。ただ、大学4年の8月にカンボジアでボランティア活動をしてきたのですが、それで孤児院に行きました。
 そこで耳が聞こえない子とか、親がいなくて心が落ち込んでいる子になんとか笑ってもらいたくて、一人で脚本とか劇を考えて、やってみました。そうしたら、耳が聞こえない子たちが笑ってくれて、施設の人も『こんなに笑ってくれたのは初めてだよ』と言ってくれました。その時に、表現者の道をどうしても選びたくなったんです。
 それで、内定いただいていた企業を辞退して、親を説得して、1年間、舞台の道に進んで表現を学ぼうと思ったんです。その時たまたまやった劇が、女子プロレスラー役で、その時に風香さんが声をかけて下さったんです。

――なるほど。風香さんに声をかけられた時は、どんなことを思いましたか?

宝城 初めはプロレスを良く知らなかったんですけど、風香さんがすごいきれいな人だったので、1回見てみたいなと思って、スターダムの試合を見に行ったんです。

――またも風香さんの美しさの虜になったんですね(笑)

宝城 はい!(笑) その劇には私と翔月と惡斗が一緒だったんですけど、3人でスターダムを見に行ったら、選手がきれいだし、かっこいいし、すごい感動しちゃって!
 舞台とは違う表現方法だけど、人を感動させられるというのは同じだし、わたしはもともとスポーツをやっていたので、やりたいなと思って。

――宝城さんはヨットでインターハイ、インカレ、国体に出るくらいの実力者だったんですよね?

宝城 はい。スポーツは大好きです。

スターダム後楽園大会を見て感動。感動させられる女子プロレスラーを目指すことを決めた 【スポーツナビ】

――格闘技はどうだったのですか?

宝城 格闘技はテレビでK−1などを見ていましたね。生観戦したのは、スターダムが初めてですね。

――スターダムの試合を見て印象に残ったのは?

宝城 後楽園大会(7月24日)を観戦させていただいたのですが、最初から華やかでしたよね。風香さんのダンスから始まったので、今までイメージしていたプロレスとは違うなと。
 それに1試合目に登場した『女‐AMA−』(星輝ありさ、岩谷麻優)が若いし細いし、自分のイメージを覆された感じでした。『あ、これが今のプロレスなんだ!』と。

――なるほど。それでプロレスに興味を持ったということですね。さて、デビューが2番手となる1月7日になりましたが、今の心境は?

宝城 何番になるとかは想像してなかったし、実際、プロテストでわたしだけ一発で名前を呼ばれなかったので……。もっと後かなと思っていました。
 でも対戦相手が愛川さんに決まったので、気迫の勝負をしたいなと思います。

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