新たなポジションでも自らの役割にコミット。屋台骨を支えるマイケル・ストーバーグ
本職はロックながら、第3節以降はフランカーを任されるようになったストーバーグ。
「2年前に2試合ぐらい、フランカーとして出場しました。その前は近鉄ライナーズ(当時)の2年目だったかな。すごく昔ですね」と笑った。
ロックとフランカーでは、ハードワークの種類が異なる。
BR東京におけるフランカーは、ディフェンス面において、フォワードとバックスのリンク役になる。アタック時にはワイドに構えスペースを見つけて伝える、コミュニケーション力を求められる。
「ランニングも増えるし、スプリントも圧倒的に増えます」と言うが、その違いはGPSで計測する数値でも一目瞭然。秒速5m以上で走る距離、そして総走行距離が、フランカーのほうが「はるかに高い数値」なのだという。
またここ数試合好調を維持するスクラムにおいても、フロントローの選手たちが「バックファイブの押しが良い」と答える場面が増えたが、ストーバーグはそのエナジーに言及する。
「バックファイブは今季、しっかりと最後まで押し切ることに注力しています。だからうまく組めなかったときに『なぜだろう』と考えるようになった。スクラムに対して責任を感じるようになりました」
新たなポジションで、新たな役割とともに、しかし従来の役割も全うする仕事人。ストーバーグの働きが、いま、チームの屋台骨だ。
今節の対戦相手は、第7節で対戦し8点差で敗れた静岡ブルーレヴズ。「前回は、危険なエリアからしっかりと脱出できなかったことで自分たちを苦しめてしまった」と振り返る。
今回意識するのは『セット・ザ・トーン』。相手がフィジカルなチームだと理解しているからこそ「キックオフの瞬間からドミネートし、そのベースを高いところに設定した上で、80分間戦い続けることが大事」だと説明した。
今節のキックオフは3月22日(土)14時30分。ビジターチームとしてIAIスタジアム日本平へ、リベンジに向かう。
(原田友莉子)
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