前節の悔しさを振り払う6トライ。執念が実を結んだ4試合ぶりの勝利
これでLR福岡は開幕から6連敗となってしまったが、脅威の粘りを見せて勝ち点1のボーナスポイントを奪い取った。これには豊田将万ヘッドコーチも「選手たちを誇りに思う」と称賛し、三股久典キャプテンも「胸を張って福岡に帰ります」と、自信に満ちた表情で応えていたのは印象的だった。
そんな試合の中で光ったのが、ボールキャリーにおける強さを見せつけたL戸田のジェイコブ・マティウと古川拓実だ。縦への攻撃意識を強くもち、立ち上がりからハードなアタックをしかけていたL戸田。前節で4試合ぶりに復帰を果たしていたマティウは、相手のスキを突くパワフルなアタックで流れを引き寄せ、3トライを挙げてプレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞。一方の古川も、相手のタックルにも動じない体の強さを見せつけて、多くのチャンスを演出してみせた。
マティウは「立ち上がりはL戸田のスタイルが打ち出せてよかった。でもLR福岡さんの粘りでしんどい試合になってしまった」と語った。そして4週連続での試合が続くことについては「とにかく体のケアも含めて、ほかの選手と一緒にいいリカバリーをして次の戦いに挑みたい」と話した。
第5節ではノートライに終わる悔しさを味わったL戸田。この経験を生かすべく、二人を含めたトライへの執念はしっかりと実を結んだ。ディビジョン2昇格を目指す激しい戦いは続く。この一戦で得たものは大きいはずだ。
(松野友克)
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