2025年 J1リーグ第1節 セレッソ大阪 VS ガンバ大阪 マッチレビュー
2025年のシーズンが始まりました。開幕戦はまさかの大阪ダービーでした。
まさか5点を取って勝利は誰が予想出来たのでしょうか!素晴らしい!!
私事ですが2か月ぶりのゴール裏は楽しかったですが、結構疲れましたね・・・
さあパパスセレッソの初陣は勝利でしたが、今後どうなっていくのでしょうか。
第1節のセレッソ大阪
少し驚きだったのは、香川と阪田でしょうか。キャンプ動画や報道では、喜田や柴山、チアゴといった名前が挙がっていたので、香川・阪田のコンディションが直近の練習では相当高かったのでしょう。
潤滑剤の北野颯太と連動する動き
北野はセンターラインをボールサイド側へ左右に行き来し、ガンバの山下や奥抜の背後でボールを受けられるように移動し、ボールをもらっていました。鈴木やネタラヴィは中央を埋めるのは最優先なので、北野がサイドに流れるからといって、初めの方はついていくことはなかったです。かといって、ガンバのCB陣が北野に目掛けてプレスをかけるには距離が遠いし、SBはセレッソ側のWGが気になり、北野に向かって圧力をかけることは出来ません。前半途中までは北野を中心にボール運びが展開されていった印象です。
北野は田中・香川と横並びでボールを受けに来るということは禁止されているのではないのでしょうか。フリーマンのように動くが動いていいエリアは制限されていたと考えます。
北野が空けたスペースには、田中・香川・奥田・舩木が埋めることで、ガンバは相手を捕まえづらい状態でした。
また、北野がその位置から裏抜けをすれば必ずオンサイドですし、助走がついた状態なのでガンバの最終ラインはなかなか捕まえにくい状態でした。
颯太をおとりに使う
畠中から舩木に出た場合はシンプルに阪田にボールを預け、1対1を仕掛けさせたり、阪田から近くに寄っている北野に預けたりしています。阪田はしっかりと相手に向かってトラップをし、1対1ができる状態を作り出しているのが印象的です。半田の寄せが早ければ、狭いエリアでも失いにくい北野に預けることでボールを失わないような体制とチャレンジができる状態を作り出していました。また、シンプルに舩木からCB陣に戻すことで一度やり直すパターンもありました。
それも、北野がガンバのネタラヴィor鈴木を引っ張り出しているので、本来パスの出し先にプレスをかけられる場所に人がいなかったり、ピッチの中央にガンバのフィルターがいないためハットンまでのパスコースがある状態を作っていました。
逆サイドのSBが外側を取るパターンの1つとして、セレッソのCBとWGのパスコースの距離が長い場合は、パスの中継地点としてSBが外に取る形を取っていました。何でもかんでも、SBが内側に入ればOKという形をとっておらず、自チームの選手のポジションと相手のポジションを考慮して、内外の使い分けをしていました。
ここまでの内容は左サイドだけではなく、右サイドでも同じことが行われていました。
上記で挙げた内容を繰り返すことで、ガンバはセレッソのビルドアップのどこを抑えるべきかを決めきれず、北野が再びフリーになったり香川や田中がフリーになったりと様々な選択肢を持ち合わせた状態でセレッソはゲームを進めていきました。
畠中が攻撃にスパイスと守備の切り替えを
畠中は香川or田中のどちらかが前に出ている場合、ポジションを埋めるために、高い位置に顔を出します。それによりサイドで詰まったとき、逆サイドへパスを振る中継地点となっていました。
しかしながら、畠中開けたスペースを使われるシーンも少なからずあり、ピンチになることもあります。
極めつけは、3点目の香川のゴールシーンの直前です。
前からの守備とサイド圧縮
ここまではセレッソの狙い通りでしょう。
サイドにボールが渡ったあとは?
セレッソは次節以降、ボールの取りどころは修正してくるのではないでしょうか。
黒川のミドルが決まった2失点目も、本来はルーカスがいるべき箇所かもしれませんが、セレッソの選手は誰もいませんでした。
これから先、セレッソはファーからの失点が増える可能性も見えた試合でした。
まとめ
セレッソは組織的にプレスをかけてくるチームには相性が悪いのかもしれません。そういったチームに対してどのような攻撃を仕掛けるの今後の楽しみの一つです。
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