<重賞レース分析>3歳ダート三冠前哨戦、雲取賞は枠順や臨戦過程に注目!
JRA所属馬を交えて争われる、3歳ダート三冠競走の前哨戦だ。ダートグレード競走に昇格となったのは昨年の第6回からで、平成30年までは準重賞として、平成31年の第1回から令和5年の第5回まではSⅢ競走として施行されていた。
ここでは準重賞時代を含む雲取賞過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。
レース情報
第7回 雲取賞(JpnIII)
発走日程:2025年2月19日(水) 16:40
発走距離:1,800m
■上位人気馬はそれなりに堅実
■昨年は「JRA」所属馬のワンツーフィニッシュ決着
なお、初めてダートグレード競走として施行された第6回(令和6年)は、「JRA」所属馬のブルーサンが1着、「JRA」所属馬のアマンテビアンコが2着、「地方」所属馬のサントノーレが3着となった。今後も「JRA」所属馬は相応に高く評価するべきかもしれない。
■基本的に内枠不利・外枠有利
■前走好走馬が優勢
なお、第2回(令和2年)以降の過去5年に限ると、「1着」の馬は[2-3-2-10](3着内率41.2%)、2~5着の馬は[3-1-3-25](3着内率21.9%)、6着以下の馬は[0-1-0-14](3着内率6.7%)である。大敗直後の馬は過信禁物と見るべきだろう。
■前走の距離が明暗を分けそう
なお、第3回(令和3年)以降の過去4年に限ると、1,500m以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)、1,500m超の馬は[4-4-4-26](3着内率31.6%)である。1,500m以下のレースをステップに臨む馬は、疑ってかかりたい。
■前走の最終コーナー通過順も見逃せないポイント
なお、第3回(令和3年)以降の過去4年に限ると、1番手の馬は[2-0-0-11](3着内率15.4%)、2~5番手の馬は[2-2-4-13](3着内率38.1%)、6番手以下の馬は[0-2-0-13](3着内率13.3%)である。前走の最終コーナーを2~5番手で通過した馬は、上位に食い込む可能性が比較的高いと見て良さそうだ。
TCKホームページではより詳しいデータも公開している。
<伊吹雅也>
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