【BOATRACE】大村・九州地区選 仲谷颯仁が7年ぶり2回目の九州チャンプに輝く 

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 ボートレース大村(ナイター開催)の「G1第71回九州地区選手権競走」は15日、最終12Rで優勝戦が行われ、仲谷颯仁(福岡出身・福岡支部30歳)【写真2枚】が2コースから差し抜け、2018年2月の若松九州地区選以来、7年ぶり通算2回目のG1戦制覇を成し遂げた。今年初、大村でも初、通算では23回目の優勝。優勝賞金630万円とともに、3月25日から純地元の若松で開催されるSGボートレースクラシックの出場権も手にした。

 進入に動きはなく枠なりの3対3。スタートはスロー3艇がコンマゼロ台に踏み込み、中でも2コースの仲谷颯仁がコンマ06のトップスタート。伸びが抜群だった定松勇樹に攻めさせず、さらに1コースの羽野直也にもプレッシャーを与える格好となり、羽野のターンミスを誘って2コースからきれいに差し抜けた。残した羽野が2着。3着には峰竜太が入り、3連単の2-1-4は6330円の19番人気と中波乱決着。なお、1周1マークでは定松勇樹が転覆した。

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 仲谷颯仁の兄弟子・西山貴浩の“予言”が的中したと言ってもいいだろう。西山は「今年は一緒にグランプリに行こうと約束している。ちょっと遠回りもしたけど今年の仲谷は絶対やると思ってるんです」と開催前から口にしていた。思い返せば2017年に羽野直也とハイレベルな最優秀新人のタイトル争いを演じ、翌2018年にはデビューからわずか3年3カ月でG1戦を制覇。羽野とともに同世代をリードしてきた。

 しかし、2022年以降はSG戦への出場も年イチペース。羽野直也がSG戦覇者になり、115期の同期では関浩哉がグランプリのファイナリストになるなど、同世代のライバルたちに大きな差をつけられていた。西山貴浩に言わせると「頑固さが邪魔して」出世争いで後れを取ったが、その辺の変化を含めて今年の仲谷は「やれる」と兄弟子は確信を持っている。そしてすぐさま結果を出したわけだ。

 仲谷は若松クラシックの出場権を手にして「めちゃくちゃうれしい」と喜びを爆発させると同時に「羽野直也さんの分もがんばりたい」と気づかいも忘れない。さらに故・中田達也さんのカッパを着用してレースに挑んでいたことを表彰セレモニーで明かし、「中田さんのおかげで優勝できたと思う。中田さんも褒めてあげて下さい」とも語った。

 中田達也さんのグループの後輩・中亮太から遺品のカッパを譲り受け、これまでも記念の優勝戦などでは着用していたとか。「中田さんは色んな人と走らなければならないので、せめて優勝戦くらいは僕と一緒に走って下さい…と思って着用していました」と裏話も明かしてくれた。

 仲谷颯仁の次走は2月19日からの福岡一般戦の予定。

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