「魔球」完成!どんどん投げ込めばいい。日本ハムのプロ4年目、松浦投手が覚醒の予感。紅白戦で1回3奪三振、ノーヒットの無失点。大型左腕にビッグボスも絶賛「楽しみだね」

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
「魔球」が完成!どんどん投げ込んでいけばいい。日本ハムのプロ4年目、松浦慶斗投手(21)に覚醒の予感が漂う。紅白戦で1回3奪三振の好投を見せた。ビッグボスこと新庄剛志監督も「楽しみだね」と期待を寄せている。大型左腕が迷わずに「魔球」で押し込んでいけば、ニューヒーロー誕生となりそうだ。

松浦投手は身長186センチ、体重101キロの大型サウスポー。最速155キロのストレートが武器だ。

大阪桐蔭高校3年時にはエースとして春夏連続して甲子園に出場した。この頃にはすでに150キロのストレートを投げていた。

2021年のドラフト会議で日本ハムから7位指名を受けて入団。2022年のルーキーイヤーには、わずか1試合だけだったが1軍デビューを果たした。ただ翌年は1軍の登板はゼロ。昨季は5試合に登板して、プロ初のホールドを挙げていた。防御率は2.25。

4年目の今季は勝負の年。2月のキャンプは2軍スタートだったが、沖縄の名護市で行われた8日の紅白戦に登板した。そして松浦投手は「魔球」を投げ込んだ。

先頭の浅間大基選手を外角直球で空振り三振に仕留めてワンアウト。郡司裕也選手には直球で見逃し三振でツーアウト。セカンドエラーで出塁を許したものの、石井一成選手を外角直球で見逃し三振を奪ってスリーアウト。

この日最速の148キロのストレートでどんどん押していった。直球を投げ込んでストライクを奪うごとに、自らノッてきているように見えた。

そしてピッチングフォームも打者からボールが見えづらいテークバックに変えた。昨季パリーグ最多の187奪三振の西武・今井達也投手のフォームを参考にしたのだ。

打者からボールが見えにくく、150キロ前後の直球を投げられたら、バッターにとってはお手上げだろう。速くて、打者に見えにくいストレート。これこそ「魔球」だ。フォーム改造の末に生まれた「魔球」の威力を紅白戦で十分に見せたのだ。

新庄監督は昨季の松浦投手の投球を「下半身と上半身のバランスがちょっと合っていないように見えた」。しかし「今は合っているので、見ていてコントロールが良くなったような投げ方に変わっている」とうなぎ上りの評価だ。

松浦投手本人も「真っすぐでしっかり押せた。良い手応えだった」と納得の表情を浮かべた。

今季は1軍に定着して、力強く見えにくい「魔球」のストレートをどんどん投げ込んでほしい。大型サウスポーの「魔球」を1軍の試合で見せてほしい。
見出し画像:新家拓朗 │ 地方公務員マーケター
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