ベティス対アトレティック。異なる攻撃的スタイルを持つ2チームが来季の欧州進出をかけて激突
ベティスは前節マジョルカ戦で4戦ぶりとなる重要な勝利を手にし、10位に浮上。ヨーロッパリーグの出場権を得られる5位ビジャレアルとの差を6ポイントに縮めた。一方のアトレティックは勝ち点40で単独4位につける。前節はホームで好調のレガネスに0ー0のドロー持ち込まれたものの、10月6日の第9節ジローナ戦に敗れた後は12試合も不敗を維持している。
現時点で両チームの勝ち点差は12ポイントもあるが、今回の舞台はベティスの本拠地ベニト・ビジャマリン。アトレティックが最後に当地から勝ち点3を持ち帰ったのは、2ー0で制した2017年12月22日の一戦まで遡る。以降の6試合はベティスの3勝3分。唯一、2021年のコパデルレイ準々決勝ではアトレティックがPK戦を制し、4強入りを果たしている。
今季のベティスは序盤戦から怪我人が相次いだ影響もあり、ベストのチームバランスを見出せぬまま不安定な戦いを繰り返してきた。ここにきて主力の大半が復帰し、若いタレントの台頭に加えて新戦力アントニーの獲得も実現したことで、後半戦での巻き返しに向けた期待感は高まっている。
ダニ・ビビアン、ジュリ・ベルチチェ、オスカル・デマルコスらが最終ラインを支える守備の安定もアトレティックの強みだ。長期離脱を経て復活した守護神ウナイ・シモンは、前節レガネス戦で2つのビッグセーブを実現。無失点に抑える立役者となり、完全復活を印象付けた。
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