[RUGGERSコラム] 2025年 オニギリ's eye!! スタート!! ~年末年始総ざらい~

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 どうも、オニギリです!
 2025年も宜しくお願いしますm(_ _)m
 年末から年始は高校ラグビー、大学ラグビーそしてリーグワンにくぎづけとなり、正直寝不足でした(((^^;)
 それだけレベルが高く、面白い試合ばかりで2025年スタートから期待の持てる日本ラグビー!!
 ということで今回は年末年始に見たオススメのゲームをオニギリ's eye!!しちゃいたいと思います。

 まずは高校ラグビーから。12月27日に開幕した全国高校ラグビー、別名花園は今回で104回目を迎えました。
 今大会は、神奈川県代表・桐蔭学園の二連覇で幕を閉じました。決勝は、大阪府代表の東海大仰星との激闘でした。40-17とスコアは開いたものの、桐蔭学園のスペースへのボール運び、ミスの少ないベーシックな部分のレベルの高さは頭1つ抜けていたかと思います。東海大仰星は、個々での接点の強さ、戦う姿勢という部分では大会通じて印象的。両校とも春シーズンの全国選抜大会から見ていましたが、成長を特に感じた2チームでした。
 今回の高校ラグビーでオニギリ's eye!!ゲームは、2回戦Aグランドで行われた大分東明と高鍋との試合。大分東明は春シーズンから全九州大会を優勝し、近年九州の雄としていた東福岡よりも前評判は良かった。高鍋は、同じ九州の宮崎県代表。1回戦は札幌山の手に31-5と勝利。九州チャンピオンと戦うということで気持ちが非常に入っていたと感じます。ゲームは、前半早々から大分東明がモール等で3トライ、19点リードしたところから、高鍋が前半で3トライを返し、21-19高鍋リードで前半を折り返す。後半、10分まではお互い力が拮抗している中、高鍋が危険なタックルで1人欠く。大分東明としては、チャンスな時間でしたが、高鍋がモールから崩れたところを12番がトライし、リードを広げる。ゴール失敗して、7点差。残り10分。シンビンも解消され、このまま守り切れるか。しかしこういう試合、守ったら意外とやられてしまう。高鍋は守らなかった。果敢にアタックもして、変わらない戦い方。しかし、大分東明の留学生にトライされ、ゴールも決められ26-26。大分東明は留学生中心にボールを持つが、低くダブルタックルする高鍋の壁を簡単には破れず、最後、高鍋はゴール前でも守りきり、ペナルティをもらった。キックで前進してラインアウトでスペシャルサインしたが、タッチに出されてノーサイド。26-26のまま終わり、抽選の結果、大分東明が次に進んだ。高鍋は、FWのサイズもあり、DFでもATでも低いプレーが徹底されていた。もっと高鍋高校を見てみたいと思ったゲームであった。

 続いて、大学ラグビー。
 今回の大学選手権決勝はここ数年の中で一番激しさを感じる試合となった。帝京対早稲田。今年、この2チームは春から戦い続けて、共に成長し続けた2チーム。最後は帝京が大学選手権の中でも成長してきたことを証明するかのような試合であった。対抗戦でのスコアを見たら早稲田優勢と言われており、オニギリも早稲田の優勝を予想していました。しかし、この試合前から注目はスクラム。このスクラムで帝京が優勢となったら早稲田は厳しくなるとも予想していました。案の定、ゲームを決めたのは最初のスクラムだったかと思います。ヒットしたところは早稲田が前に出ましたがレフリーの判断は、早稲田の危険なアングルでのプッシュといことでコラプシング。帝京が早稲田からペナルティを取るというスタートがこの後のセットプレーにも影響し、最終的に立て直すことができなかった。帝京として強みである接点の攻防で早稲田よりも上回ることができた。準備力。この決勝に早稲田という相手だったことも帝京にとっては良かったのかと思う。試合後の選手達の喜び、相馬監督のコメントなどから感じた。帝京大の四連覇、この連覇を止められる大学は出てくるのか、楽しみですね。

 続いてリーグワンは現在5節まで終わり、Division1順位は以下の通りです。

【リーグワン公式H Pより参照】

 首位は唯一の全勝である埼玉WK。攻撃力も守備力も今シーズンここまでの戦いを見ると完成度が高い。S東京ベイと2点差ではあったが、それ以外のチームには10点差以上つけて勝利している。昨年のメンバーから堀江、松田、内田らが抜けても選手層の厚さを感じる。
 2位は昨年チャンピオンのBL東京。5節に静岡BRにアウェイで敗戦したものの、初戦の横浜E、神戸Sら上位に食い込んでいたチームに勝利しており、今シーズンも優勝を狙えるプレーオフへ行くことを期待しています。
 3位は静岡BR。5節はBL東京に勝利。横浜Eに敗戦したが、今年こそトップ4を狙って欲しい。
 4位は横浜E。BL東京、神戸Sに敗戦したものの、例年通りの強さはあると感じます。今シーズンは若手が出てくることを願っています。
 5位はS東京ベイ。4試合が5点差以内で勝敗がついており、埼玉WKとは2点差ということで、順位は5位ですが、ここから順位を上げてくる予感がします。
 6位は神戸S。メンバーが揃っていながらも勝ちきれないシーズンが多かったが、横浜Eに勝利したのは大きい。しかしアウェイでの敗戦が多いので、上位に食い込むためには大事なポイントになりそうです。
 7位は三重H。昨年入替戦に進んだが、大型補強の成果が出ており、既に2勝しているのは大きい。6位以上も夢ではない。
 8位は相模原DB。波が大きいのが課題。BL東京に大敗したが、神戸Sに勝利し、静岡BRとは僅差だったことから、安定さが出てくれば上位に進む力はある。
 9位はトヨタV。開幕から2連敗。しかし、東京SGと引き分け、BR東京に勝利、埼玉WKに敗退とこちらも安定した力が出ず苦戦中。若手選手がどのように活躍するか注目です。特に優勝した帝京大から3人加入予定。楽しみである。
 10位は東京SG。プレシーズンマッチで負けなしだったチームが、開幕から思うようにいかず、スタートで出遅れている。5節で三重Hに勝利したが、この試合も途中流れが変わっていたら敗戦になりかけたところ。本調子はまだこれからのようです。
 11位はBR東京。開幕戦の三重Hに2点差での敗退から、東京SGに1点差で勝利し、調子が徐々に出てきそうだが僅差で勝ち星が遠い。起爆剤が加入したからこそ結果が出て欲しいところ。
 12位は浦安DR。昇格しての初年度。スコアを見る限り、DFに苦戦している模様。ここさえ他のチームと対等にやれれば攻撃力はある。早い段階でまずは1勝をもぎ取りたい。

 リーグワンも開幕から5節と早いですね。今週末はBYEウィークなので少し一休み。今シーズンは僅差の試合が多く面白い。各チームの実力が拮抗しているからこそ、どのチームも3ヶ月後にはまた一味違うチームになっていそうですね。ここからプレーオフまでどのチームが勝ち上げっていくか楽しみです。

 今回のオニギリ's eye!!はいかがでしたでしょうか?
 今年もこんな感じでオニギリ目線で日本ラグビーを中心にコメントしていきたいと思いますので、今年も宜しくお願いします。
 今年も、ワクワクが止まりません!
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著者プロフィール

「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

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