久保の決勝点がレアル・ソシエダを勝利に導く
新年ホーム初戦、ビジャレアルに1−0で勝利
久保は右サイドで先発し、キックオフから積極的にプレスをかけ、攻撃時にはフェイントで相手を置き去りにし調子の良さを見せる。また、ブライス・メンデスとポジションチェンジを繰り返しビジャレアル守備陣を翻弄する。一方のビジャレアルは189cm、195cmの長身の力強い2トップと技術の高い中盤を擁し、セットプレーからラ・レアルゴールを脅かすが、5試合連続で本拠地でのクリーンシートを継続するGKレミロを中心にビジャレアルに得点を許さない。
時間の経過とともにビジャレアルは守備面が修正され、守備時に統制された4−4−2を形成。ラ・レアルは限られたスペースの中で、久保が相手を惹きつけ好機を演出していく。スチッチ、ブライス・メンデスがミドルシュートからゴールを狙うが、枠を捉えることはできずスコアレスで時間は過ぎていく。ビジャレアルの健子な守備からの鋭いカウンターに手を焼きながらもこれを抑え込み、拮抗した前半は両者無得点で後半へ。
過密日程を考慮してか、ブライス・メンデス、オヤルサバル、久保を下げ、オラサガスティ、オスカルソン、マリンを投入したラ・レアル。来季の欧州大会出場権を争う直接のライバル相手に残された時間を堅守からのカウンターでリスクマネージメントをするイマノル監督。終盤には先制点同様カウンターから抜け出したオスカルソンが追加点を狙うが、ゴールを決め切ることができず。試合は虎の子の一点を守りきったラ・レアルが勝利。
この日の勝利により5位のビジャレアルに勝ち点2差と迫りリーグ戦を折り返すラ・レアル、次戦は木曜日にラージョ・バジェカーノとの対戦となる。過密日程という逆境の中、国王杯ベスト8進出をかけレアレ・アレナでの一戦に臨む。
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