勝てば公式戦14連勝。「冬の王者」の称号をかけ、アトレティコがオサスナと対戦
今季のアトレティコは序盤戦こそ引き分けが多く出遅れた印象があったものの、尻上がりに調子を上げてきた。ここまでホームでは唯一無敗を維持。7勝2分の勝ち点23はレアル・マドリーの同24(8勝1敗)に次ぐ成績で、アウェーでも第11節ベティス戦での1敗しか喫していない。第18節終了時点での12失点はリーグ最少。自慢の堅守をベースに順調に勝ち点を積み重ね、バルセロナが失速したチャンスを生かして首位争いに名乗りを挙げた。
昨季の第37節、リヤドエアー・メトロポリターノで行われた一戦では26分にラウール・ガルシアのゴールでオサスナが先制。57分にアイマール・オロスが追加点を挙げると、アルバロ・モラタに1点を返された後に2ゴールを加え、敵地では2009年4月以来となる勝利を手にしている。
奇しくもアトレティコはラリーガ EA SPORTS を制した11シーズンのうち、「冬の王者」として前半戦を折り返したシーズンが3度しかない。シメオネ監督はそのうちの1つ、1995/96シーズンに選手として、そしてアトレティコが最後にタイトルを手にした2020/21シーズンに監督として貢献。一方で同じくシメオネ監督の指揮下で制した2013/14シーズンはバルセロナが首位で前半戦を折り返すも、最終節の直接対決で逆転優勝を果たしている。
アトレティコにとって今節は、「冬の王者」の称号に加え、クラブ記録を更新する公式戦14連勝目がかかった一戦でもある。対するオサスナは最後にリヤドエアー・メトロポリターノから勝ち点3を持ち帰ったチームであり、大記録のかかった大一番に相応しい相手と言えるだろう。
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