勝てば公式戦14連勝。「冬の王者」の称号をかけ、アトレティコがオサスナと対戦

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1月12日の現地時間16時15分より、アトレティコ・デ・マドリーが「冬の王者」の座をかけ、オサスナとのホームゲームに挑む。ディエゴ・シメオネ監督率いるチームは、2024年最後の大一番となった前節バルセロナ戦まで破竹の7連勝中。今節を前倒しで消化している首位レアル・マドリーと勝ち点2差の2位につけており、勝てば首位で前半戦を折り返すことになる。

今季のアトレティコは序盤戦こそ引き分けが多く出遅れた印象があったものの、尻上がりに調子を上げてきた。ここまでホームでは唯一無敗を維持。7勝2分の勝ち点23はレアル・マドリーの同24(8勝1敗)に次ぐ成績で、アウェーでも第11節ベティス戦での1敗しか喫していない。第18節終了時点での12失点はリーグ最少。自慢の堅守をベースに順調に勝ち点を積み重ね、バルセロナが失速したチャンスを生かして首位争いに名乗りを挙げた。

バルセロナとの首位決戦となった前節、アトレティコはアレクサンダー・ソルロートが96分に決勝点を挙げ、劇的な勝利を手にした 【(C)LaLiga】

一方のオサスナは序盤戦で好スタートを切ったものの、バジャドリーを1ー0で下した11月2日の第12節以降は4分2敗と勝利から遠ざかっている。しかも今季アウェーでは第11節レアル・ソシエダ戦での1勝しか挙げられていない。現時点でのチーム状況ではアトレティコに分がありそうだが、昨季の同カードはオサスナが敵地で快勝している。

昨季の第37節、リヤドエアー・メトロポリターノで行われた一戦では26分にラウール・ガルシアのゴールでオサスナが先制。57分にアイマール・オロスが追加点を挙げると、アルバロ・モラタに1点を返された後に2ゴールを加え、敵地では2009年4月以来となる勝利を手にしている。

昨季第37節の同カードはオサスナが4ー1で快勝。アトレティコはこの試合以降、ホームでは無敗を維持している 【(C)LaLiga】

アトレティコが今節勝てば、前半戦を首位で折り返す「冬の王者」の称号を得ることになる。「冬の王者」はそれ自体に価値があるものではないが、過去20年のうち17シーズンは前半戦を首位で折り返したチームが最終的にタイトルを手にしている。

奇しくもアトレティコはラリーガ EA SPORTS を制した11シーズンのうち、「冬の王者」として前半戦を折り返したシーズンが3度しかない。シメオネ監督はそのうちの1つ、1995/96シーズンに選手として、そしてアトレティコが最後にタイトルを手にした2020/21シーズンに監督として貢献。一方で同じくシメオネ監督の指揮下で制した2013/14シーズンはバルセロナが首位で前半戦を折り返すも、最終節の直接対決で逆転優勝を果たしている。

アトレティコにとって今節は、「冬の王者」の称号に加え、クラブ記録を更新する公式戦14連勝目がかかった一戦でもある。対するオサスナは最後にリヤドエアー・メトロポリターノから勝ち点3を持ち帰ったチームであり、大記録のかかった大一番に相応しい相手と言えるだろう。

最後に「冬の王者」となった2020/21シーズン、アトレティコは最終節バジャドリー戦で優勝を決めている 【(C)LaLiga】

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