【コベルコ神戸スティーラーズ/NTTリーグワン2024-25第4節に向けて】 李 承信の公式戦50試合目の一戦。承信、承爀の兄弟対決にも注目!

チーム・協会

トップリーグとして最後の大会となった「トップリーグ2021」第1節NEC戦でデビューを飾り、自身にとって50試合目の公式戦に臨む共同キャプテンのSO李 承信。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

敵地で行われた前節は昨シーズンの覇者・東芝ブレイブルーパス東京を相手に、終盤怒涛の追い上げを見せるも届かず、26-32で敗れた。第4節の相手は、2023年のW杯優勝に貢献した南アフリカ代表のWTBアレンゼの加入で注目が集まる三菱重工相模原ダイナボアーズだ。チームにはHO安江、山下(楽)と同期入団のCTBバイフ、今季トヨタVから移籍のCTBローレンスといった、かつて神戸スティーラーズ でプレーした選手も所属する。また、李の兄、HO李 承爀が三重ホンダヒートから移籍。承信、承爀の兄弟対決も今節の見どころのひとつだ。グレン・ディレーニーヘッドコーチのもとで鍛えられ、ディビジョン1昇格2年目の昨季過去最高成績の9位で終えた相模原DBは、今季、第1節浦安D-Rocks 戦は勝利も、第2節ではBL東京に9トライを奪われ大敗。前節では開幕2連勝中の静岡ブルーレヴズに対し36-40と敗れたが、怪我人や退場処分の影響で主力を欠く中で接戦を繰り広げた。リーグワンでの対戦成績は、神戸Sの2戦2勝も、着実にチーム力を上げる相模原DBは、勢いに乗せたら怖い相手である。今節は前節で途中出場し流れを変えた選手が多く先発メンバー入りした神戸S。前節ではミスが多く反省の多い試合となった。第2節横浜E戦で見せたディフェンス力、精度の高いアタックを再現し、勝率を五分に戻して、ノエビアスタジム神戸で行われる第5節浦安D戦に臨みたい。(取材日:2025年1月10日)

母校である京都工学院高校が初めて全国高校ラグビー大会に出場し、3回戦まで進んだことに「めちゃくちゃ嬉しかったですし、勇気をもらいました!」と破顔。次は自分の番だと意気込む。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

PR森脇 光
「入団してから体づくりを意識して取り組んできて、6キロ増量し、ウエイトトレーニングでもこれまでよりも重い負荷を上げられるようになりました。もちろん、プロップとしてスクラムは強みにしないといけませんので、平島(久照)コーチから指導していただき、たくさんスクラムを組んできて、自信を持って組めるようになってきました。スクラムは入団してから一番成長したところです。初めて試合メンバーに入ることができて、とても嬉しいです。(伊藤)大祐、(船曳)涼太といった同期から『おめでとう!』と言ってもらえましたし、当日は京都から家族も見に来てくれます。同期や家族、そしてスティールメイツの応援を力に変えて頑張ります。試合では同じくリザーブのケンティさん(松岡 賢太)からヒットのところで相手に勝つことと、1番とフッカーのバインドを意識するように言われているので、しっかりスクラムを安定させて、フィールドプレーでも走り回って仕事を全うしたいと思います」

入団1年目の昨季は全試合に出場を果たしたが、今季はオフシーズンに怪我があり、前節からメンバー入り。フィジカルを活かした激しい突破に注目を。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

LOワイサケ・ララトゥブア
「オフシーズンに足を負傷し、前節が復帰戦となりました。相手は昨シーズンのチャンピオンチームであるBL東京ということで、不安はありましたが、後半からグラウンドに入り、練習通りのパフォーマンスを発揮できて自信になりました。今節対戦する相模原DBはフォワードが強力で手ごわいチームです。僕自身、フィジカルを強みにしているので、自分の持ち味を前面に出したプレーをしてチームに勢いをもたらしたいと思います。今節に向けて良い準備はできています。個人としても、チームとしても、準備してきたことを100パーセントやり切り、勝って、神戸に戻ってきたいと思います」

これまでの3試合はリザーブで出場し、第4節で今季初スタメンを勝ち取った。アグレッシブなプレーでチームを上昇気流に乗せる! 【コベルコ神戸スティーラーズ】

SH中嶋 大希
「前節はミスが多かったという反省があります。今節は自分たちのミスからボールを手放すことなく、精度高くプレーしたいですし、また、前節は終盤になってアタックマインドを持って戦うことができたので、最初から神戸らしい攻撃を見せていきたいと思います。個人としては、今シーズン初の先発出場の試合です。昨シーズンは7試合の出場と、出番が少なく悔しい思いをしました。それもあり、オフシーズンは持ち味であるスピードの強化とフィットネスを上げるために体脂肪を減らそうと食生活の改善などに取り組んできました。これまでの3試合はリザーブだったので、ようやくスターティングメンバーに入ることができて気持ちが入っています。これまで溜め込んでいた『試合に出たい』というエネルギーをグラウンドで爆発させたい。チームとしては前節の反省を活かして、80分間ミスなくプレーし、特別な一戦である第5節浦安D戦につなげたいと思います」

今節の翌日に24歳の誕生日を迎える李。「拮抗した試合が増えているので、ゴールキック、PGが重要になってきます。開幕してから良い感覚で蹴れていないので、キックでもチームに貢献できるようにします」と話していた。自らの力で23歳最後の試合を勝利で飾る! 【コベルコ神戸スティーラーズ】

SO李 承信(共同キャプテン)
「出場試合数を意識したことがなかったのですが、チームの代表として50試合もの公式戦に出られたことは光栄に思います。コーチやチームメイト、そして家族のサポートもあり、ここまで来ることができました。そういう意味では、子どもの頃から一緒に切磋琢磨してきた兄と、50試合目の節目の試合で対戦できることを幸せに感じます。試合については、前節はスペースがあるのに仕掛けられないなど、周りに要求できていなかったところがありました。また相模原DBは、フィジカルの強いチームで、力比べのような試合になると思います。試合では一人ひとりのコミュニケーションとディフェンスのテーマである『brutality(容赦無く)』を徹底しないといけません。あとは、スピード。自分たちのスピードとスキルを使った神戸ラグビーを展開したい。前節では神戸ラグビーをほとんどできなかったので、今節ではキックオフの笛が鳴った瞬間から精度高く自分たちのラグビーを遂行し、個人としても『10番』として周りとクリアにコミュニケーションを取って、アタックをリードしていきたいと思います」
1月12日(日)14:30KICK OFF NTTリーグワン2024-25第4節
会場:相模原ギオンスタジアム
■相模原DB戦登録メンバー
1髙尾 時流
2北出 卓也 
3具 智元
4ワイサケ・ララトゥブア
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)
6ソセフォ・ファカタヴァ
7ヴィリー・ポトヒエッター
8ティエナン・コストリー
9中嶋 大希
10李 承信(共同キャプテン)
11松永 貫汰
12ラファエレ ティモシー
13マイケル・リトル
14山下 楽平
15山中 亮平
16松岡 賢太
17森脇 光
18前田 翔
19小瀧 尚弘 
20今村 陽良
21日和佐 篤
22ナニ・ラウマペ
23濱野 隼大

【コベルコ神戸スティーラーズ】

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著者プロフィール

兵庫県と神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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