【東京スポーツ2024 プロレス大賞】「ゴトーと顔を合わせて? おたがいが賞をとった後の大きな試合になる、気持ちが高ぶったよ」ザック、辻、後藤、ボルチン、岩谷が囲み会見に登場!!

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

1月8日、東京スポーツ制定 2024プロレス大賞受賞式が都内・ホテルで行われ、新日本プロレスからはザック・セイバーJr.選手、辻陽太選手、後藤洋央紀選手、ボルチン・オレッグ選手、STARDOMからは、岩谷麻優選手が出席。受賞式のあと、各選手が囲み取材に応じた。

撮影/山本正二

■MVP受賞  ザック・セイバーJr.選手

【新日本プロレスリング株式会社】

──受賞の喜びをお聞かせください。

ザック「こういう日本特有の授賞式なんてところに出席して、いろんな人に取材してもらえてってところも含めて、自分がどうして日本でプロレスをしたかったのか、そしてそれがどうして夢だったのかっていうのが、今わかったなと思います。また今回初受賞になったんですけど、これからドンドンこういう経験が増えていくのだなと思います」

──日本は何年ぐらいになるんですか?

ザック「(※日本語で)13年」

──不便に感じることはないですか?

ザック「13年前なので、2011年7月にNOAHの道場に3カ月間、滞在っていうのが初めての日本での経験だったんですけども、以来、パスポートなくてもいいんじゃないかな、ずっといたいなぐらいに思っていたので、不便は一切ないです」

──プロレス以外でも今年の抱負や目標があったら教えてください

ザック「日本語がもっと上手になりたいです。(※日本語で)ずっと日本語、勉強しましょう」

──日本のガールフレンドがいると勉強になりますよ。

ザック「フフフ。DDTのクリス・ブルックス選手と親友なので、彼が日本語をよく教えてくれています」

──今日、壇上で後藤選手と一緒でしたけども、後藤選手とのIWGP戦に向けた意気込みと、彼のことをどういうレスラーだと思っているのか、聞かせてください。

ザック「今回、顔を合わせてみて、来月2月にオーサカでタイトルマッチがあるっていうことが決まってからの顔合わせだったんですけど、お互いがこうやって東京スポーツの素晴らしい賞を受賞した後で、大きな試合があるということで、また自分にとっても気持ちが高ぶりましたし、彼もここ20年近くのキャリアの中での大きなタイトルマッチの挑戦になると思うので、彼も本気で来ると思います。自分自身、2024年が最高の年になって、年が明けて東京ドームで2連勝できたので、さらに強くなっている自分を見せられると思います」

──今日は他団体の選手もたくさんいましたけど、気になる選手はいましたか?

ザック「Sareee選手と会ったんですけども、彼女も2024年は1年を通して素晴らしい1年を過ごせたと思います。女子プロレスラーということではなくて、性別問わずにプロレスラーとしての活躍も目覚ましいものがあって、素晴らしいなと思います。あとはこういう場所を提供されて、他団体と一緒に過ごす時間があるのは、なんとなく一体感を感じますし、こうやってメジャーな団体が一緒に過ごすことで自分たちを高め合うこともできるし、凄くポジティブな環境だなと思いました。またさっきも言いましたけども、日本の中での本当に珍しい授賞式という形態を経験できるのは、本当に日本ならではだなと思いました」

■年間最高試合賞受賞  ●辻陽太選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

──あらためまして、受賞のご感想は?

辻 「東京スポーツのベストバウトを獲るということは、レスラーにとって本当に名誉なことだと思うので。で、この後藤戦。新日本プロレスにとって大きな転換点となった後藤戦で受賞できたのが、大きかったと思います」

──この試合は自分でも手ごたえを感じた?

辻 「そうですね。試合前から、「後藤」ムードだっていうのは感じてたんですけど、俺はそれを覆す自信があったんです。実際、その通りになって、新時代として、新たな扉を開くことができたんで。この試合っていうのは、特別ですね」

──今年の抱負は?

辻 「今年の抱負は新日本プロレスの新しい時代を作ることですね。去年の後藤戦で新時代が出てきたぞ、っていうところは見せることができたんですけど、“その先の世界”をまだ見せることができていないんで、このベルトが一つの始まりですし。このベルトを使ってもっともっと新日本プロレスの時代を変えていこうと思ってます」

──この間の東京ドーム、AEWとの対抗戦的な部分で、新日本プロレスの闘いぶりは?

辻 「そうですね。勝った選手、負けた選手いると思いますけど、俺に関しては、相手はジャック・ペリーだったんですけど。試合前にジャック・ペリーとは、自分は同じような立場という感じの話していたんですけど、試合が終わって、正直な感想は、“AEWの四本柱”と呼ばれるジャック・ペリーがあの程度でがっかりしました」

──今日のスタイリングのテーマは?

辻 「おわかりですよね? もちろん、セルリアンブルーです(ニッコリ)」

■年間最高試合賞受賞  ●後藤洋央紀選手のコメント

【新日本プロレスリング株式会社】

──受賞のご感想は?

後藤 「そうですね。昨年に続いて、2年連続の受賞、今回はベストバウトっていう大変名誉ある賞を受賞できて、大変うれしく思います」

──この試合、手ごたえは感じた?

後藤 「うーん。手応えっていうのは、まあ毎回……あって、その中でも今回は意味合いが、新世代vsベテランっていうシッカリした色があったんで、そこは大きかったのかなと。時代の中で、大きな節目になった試合になったかなって」

──今年の抱負は?

後藤 「そうですね。やっぱり自分も45歳になりましたんで、プロレス業界だけでなく、45歳、まだまだね、イケるんだと。違う業界の方々にも共感して頂いて、自分たちの世代、まだまだこれから輝いていきたいです」

──今日は、ザック選手とも壇上で並びましたが?

後藤 「次、タイトル戦も決まってますし、今年の年末になったときは、「今年はMVPだ!」となるくらいの大きな気持ちでいきます。「次は俺だ」というくらいの強い気持ちで。

──いま後藤選手に非常に“いい流れ”が来ていると思うんですが。

後藤 「そうですね……流れ。昨年のちょうど2月に父を亡くしてて、のちほど来週、一周忌法要があるんですけど、まあ(トロフィーを見て)“いい報告”ができますので、この流れ、亡き父がくれたものだと思って、引き続き、たぶん天国から観てくれてると思うので、頑張りたいと思います」

■新人賞受賞 ボルチン・オレッグ

【新日本プロレスリング株式会社】

──受賞の感想を一言いただけますか?

ボルチン「お疲れ様です。新日本プロレスのボルチン・オレッグです。今日、新人賞を獲って凄く嬉しいんですけど、本当に自分の努力もあるとは思うんですけど、皆さんのおかげで、先輩のおかげで、相手のおかげで、ファンのおかげで新人賞を獲ることができました。これからたくさん目標はあるんですけど、今年ちゃんと頑張って怪我ないように、自分の目標が獲れるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
 
──今年の抱負や目標を立てていたりしますか?

ボルチン「今年の目標は、私は去年からシングルのベルトを獲りたかったんですけど、とりあえずどっかのシングルベルトを獲れるようにいきたいと思います。あともちろん『G1』も優勝したいです」

──今年中にIWGP世界ヘビーとかまで行っちゃう可能性はありますか?

ボルチン「まぁ『G1』とか『NEW JAPAN CUP』で優勝したら行けるんじゃないですか? もちろん、そういう高い目標もあるんですけども、そんな簡単には行けないと思うんですけど、その前にどっかのベルトとか、『NEW JAPAN CUP』とか『G1』で優勝したら、チャレンジ行けるんじゃないですか? もちろん今年の最初の大きなシリーズというのは、『NEW JAPAN CUP』じゃないですか。それを目指して、頑張りたいと思います」

■話題賞受賞 岩谷麻優(STARDOM)

【新日本プロレスリング株式会社】

【新日本プロレスリング株式会社】

──まず受賞の感想をもう一度いただいてもよろしいですか?

岩谷「やっぱり敢闘賞に1票届かずだったりしたのが本当に凄く悔しかったんですけど、ブルさん、ダンプさんと並んで同じ賞を獲れたことを本当に嬉しく思っているし、2019年度に女子プロレス大賞を受賞させていただいたんですけど、こういった式みたいなものが、コロナ禍が始まっちゃって、そこの年でストップしちゃって、今年からまた再開という年にまた受賞させていただいて、同じ舞台に立てたことが本当に嬉しいです」

──プロレスに限らず今年の抱負があったら教えてください。

岩谷「今年の抱負ですか? とにかく2024年はマジで頑張ったんですよ。本当に休みないぐらい頑張って働いて、いろんなメディアにも出てっていうことをやって、これ以上、頑張る年はないって2024年は思いながら働いてたんですけど、2025年はもっと働いて、それを全部のことを楽しみながら、一つ一つやっていく。

そして、女子プロレスをもっともっといろんな人に見てもらう機会を作って、もっといろんな人に知ってもらう。凄いんだなって、女子も凄いんだなって思わせるような試合をするっていうことを目標に頑張っていきたいと思います」

──今日のお召し物はどうですか?

岩谷「自分が選んで、こういうのがいいですって会社にお願いして、そうしたら本当にそのまんまの着物を用意してくださったので、わぁ嬉しいって(笑)。あんまり着物とか着る機会がないので、本当に良かったって。男性だとスーツとかになっちゃうから、こういうオシャレは女子の特権だなって思いながら嬉しかったですね」

──第一声が「こんばんは」でしたけども。

岩谷「そうなんですよ。私はいつも昼でも夜でも、『皆さん、こんばんは!』っていうのが癖みたいな感じなんですけど、やっぱそういうのももっと浸透していけるようになりたいなと思いますね。やっぱ話題賞を獲ったからには、もっともっと話題になることをしていきたいというか、していかなきゃなっていう。

やっぱダンプさん、ブルさんは本当に誰もが知るレジェンドレスラーの方で、凄くいろんな逸話を持っていらっしゃるじゃないですか? 話題があり過ぎる。でも、自分はまだ歴史がないので、これからどんな酷いことでもハッピーなことでもいろいろ話題を作っていきたいなと、改めて並ばさせていただいて思いました」

──ご自身が映画になったことに関してはどうですか?

岩谷「まだ10何年とかのペーペーで映画になるって、最初は不安しかなかったんですよ。だけど、その映画を見て勇気づけられたとか、自分も一歩踏み出してみようという気になりましたとか、泣きましたとか、そう言ってもらえることが多くて、なんか始まる前とか『大丈夫かな? う~ん』ってなっていたのが、今は公開して良かったなって。

この映画を作ってくださった会社にありがたい恩というか、こういう機会をくださってありがとうございますって思いました」

──じゃあ、リングの上でもそういった感動を。

岩谷「はい、与え続けたいと思います」
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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