【BOATRACE】「菅章哉さまさま」とVモーター乗り継ぐ乙藤智史が当地初Vに王手 若松正月戦

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 ボートレース若松(ナイター開催)の7日制「スポーツ報知杯 年またぎ特選競走」は6日、最終12Rで優勝戦が行われる。

 5日に行われた準優勝戦は10、11Rが波乱。準優9Rこそ1着なら優勝戦1号艇が確定だった乙藤智史(福岡出身・福岡支部39歳)【冒頭の写真】が1コースから逃げたものの、準優10Rは1コースの岡村慶太が「Fかと思って動揺した」(結果は01)とレース後に話したとおり、1マークでオーバーターンをしてしまい、2コースの山田丈が差し勝ち。

 準優11Rは4カドからまくった水摩敦が追い風の分、やはりオーバーターンになって、ここも2コースの溝口海義也が差し勝ち。2番手を走っていた西山貴浩はバックで平田忠則に捕まったうえ、2周1マークでは松田竜馬と激しく接触してエンスト失格。最終日は今節2回目となるプロペラ交換ということになり、優出を逃してしまった。

 そんな激戦を勝ち上がった優勝戦メンバーは次のとおり。

<若松 最終日 12R 優勝戦> 
1枠 乙藤 智史(福岡・福岡)
2枠 溝口海義也(福岡・福岡)
3枠 山田  丈(福岡・福岡)
4枠 岡村 慶太(福岡・福岡)
5枠 平田 忠則(福岡・福岡)
6枠 西原 明生(愛媛・香川)
※()内は出身・支部の順。

 今節の選手班長も務めている乙藤智史が手にしたのは、2節前に菅章哉が節イチパワーで優勝したモーター。乙藤は何もしないことを決断して大正解。「菅章哉さまさまです」と、菅の節イチパワーをそのまま受け継いで優勝戦の1枠を手にした。当地は大の苦手水面で優出さえまだ2回目だが、当地初Vの大チャンスを迎えた。

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 初日12Rのドリーム戦士からただ1人だけ優出にこぎつけたのは岡村慶太(福岡出身・福岡支部36歳)【写真上】。準優勝戦では1コースから2着と敗れたものの、「スタートが残っていて(Fじゃなくて)よかった」と胸をなで下ろした。パワーの仕上がりは乙藤智史に続く2番手。4カド戦なら十分にVチャンスはありそうだが、準優勝戦のコンマ01のスタートの後遺症が不安の種になる。

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 今節は正月戦なのでほぼ福岡支部のレーサーだったが、西原明生と谷口知優の香川勢2人だけが遠征組。そのうちの1人、西原明生(愛媛出身・香川支部46歳)【写真上】が見事に優出を果たした。本人が「もう記憶にない」というくらいで実に2016年7月27日の児島(6着)以来、8年半ぶりの優出。「いい正月になりました」とさすがにうれしそうだった。

 なお、これが8回目の優出になる125期の山田丈は初優勝へ挑戦する。
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