[RUGGERSコラム] 激闘!!リーグワン2024-2025 開幕!!

RUGGERS(ラガーズ)
チーム・協会

【ラグビーアプリ「RUGGERS」】

 どうもオニギリです。
 12月最後の投稿がクリスマスにできるなんて嬉しい限りです。皆様、クリスマスはいかがお過ごしでしょうか。
 ついにリーグワン2024-2025が開幕しましたね!!
 開幕戦すべて見ましたが、激闘、激闘、激闘のオンパレード。まさに今年のリーグワンは一味も二味も違うなというのが、開幕戦から感じられました。
 今回のオニギリ's eye!!は、開幕戦Division1すべての試合をオニギリ's ハイライトとしてお届けできればと思っています。
 それではいってみましょう!

 リーグワンの開幕戦カードは以下の通りです。

【League one公式 Instagram参照】

 まず、開幕戦のトップバッターは三重H vs BR東京の一戦で、ホーム三重Hの三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で行なわれました。両チームとも昨シーズンは思ったような成績が残せませんでしたが、今年は20名以上補強&移籍があった三重Hと、世界的スター選手の1人である元オールブラックスのTJペレナラが加入したBR東京。話題性のある2チームが開幕戦から激闘を繰り広げました。
 先制したのはBR東京。前半スコアが18分動かない中、攻撃を重ね、重ねてゴール前からリアムギルが傾れ込む形でトライしました。三重HはPGを2本決めて追撃。7−6としましたが、BR東京は相手のペナルティで敵陣深くまで進み、連続攻撃でゴール前まで前進し、最後はストーバーグがトライ。前半は14−6とBR東京リードで折り返します。
 ホームの三重Hは後半先に動く。相手DFの圧力に負けて、こぼれたボールをラリースルンガが拾い、個人技で相手を抜き、最後は自身でグラバーキックを拾ってトライ。ゴールも決めて14-13と1点差まで近づき、その10分後に初めてインサイドブレイクが決まり、最後はリアムギルがボールをもらってトライ。ゴールも決まって、21-13となり、両チーム選手の入れ替えが盛んに行われ始めました。三重Hはここまで登場がなかったですが、パブロマテーラがトライ、ゴールも決めて21-20となりました。残り10分を切っている中、リコーは反則も許されない中、ラストワンプレーというところで、BR東京がハイタックルのペナルティを取られました。最後は三重HのマヌヴニポラがPGを決め、80分のホーンが鳴りここで試合終了。23-21で三重Hの勝利となりました。
 MVPはSOヴニポラ、ランやキックで上手く相手の裏に出て、ゲインラインを意識したゲームメイクもよかったですね。まさに激闘!

 続いて、味の素スタジアムで行われた東京SG vs 埼玉WKとの試合。優勝を狙う2チームとっては重要な開幕戦。東京SGは今季から小野HCが就任しました。元日本代表でNZでもプレー経験が豊富な小野HCの手腕がどのように出るか楽しみです。
 試合は、埼玉WKが安定のDF力を見せ、青い壁が今年も健在です。特にブレイクダウンでの攻防では、ボーシェ、ガンターらが何度も絡んでジャッカルシーンがありました。前半10分で東京SGの下川がシンビン、最初に埼玉WKがPGを決めて先制しました。東京SGは1人少ない中でDF健闘しましたが、外に展開した埼玉WK、コーネルセンが抜けて、最後は長田がトライを決めました。東京SGは人数が15人に戻って、最初のスクラムで、埼玉WKを完全にめくり、ペナルティを取ったシーンは非常に印象的でした。そこから攻撃のテンポ作りたいところでしたが、やはりDFで厚みのある埼玉WK、簡単にスコアさせてくれず、埼玉WK長田が追加トライをして、前半13-0埼玉WKがリードで折り返します。
 後半は東京SGのブニパァイがゴール前でラインブレイクし、そのままトライ。反撃の狼煙かと思いきや、埼玉WKが流れるようなパスワークで、最後は大外にいたコーネルセンがトライ。東京SGは強みのセットプレーでモールを組んで、押し込んでトライかと思いきや、オブストラクションの判定でノートライ。その後、東京SGのホッキングス、埼玉WKヴィンスアソがトライをお互い決めて、点差は縮まらずノーサイド。33-12で埼玉WKが勝利しました。
 MVPは攻守で活躍した長田が選ばれました。この試合、2万人が会場に集まりましたが、レベルの高さをお互い出し合った試合でした。

 続いては、静岡BR vs 神戸Sの試合。ホームは静岡BRで、ヤマハスタジアムでの試合。グランドと観客席が近く、リアルな音がよく聞こえるヤマハスタジアム。そんな臨場感のあるグランドでも激闘が見られました。最初の先制は神戸S。敵陣で得たペナルティからPGを決めて3-0とします。そのあとすぐのキックオフで神戸Sがオブストラクションの反則、静岡BRがPGを決めて、3-3。その後、神戸Sがテンポの良いATを見せるも、静岡BRのトライを割らせないインゴールでのチョークタックルが炸裂しました。そのインゴールを破ったのは、神戸Sの元オールブラックスのレタリックで、インゴールに飛び込み8-3としました。続いて神戸Sはモールで押し込み、前半は13-3で折り返します。
 後半もお互いいったりきたりの攻防が続き、スコアが動いたのは後半20分過ぎ。途中出場の静岡BRタファーテがラインブレイク。そのまま一気にインゴールまでいきトライ。スクラム、モールでこだわりを持っている静岡BR。後半最後までどちらが勝つかわからない攻防の中、最後は静岡BRペースで進みました。ペナルティからラインアウトモールを組んでトライしたものの、モール内でオブストラクションがありノートライ。ペナルティもあったため、ここはスクラムを選択。このスクラムから連続攻撃で最後はヴェティがインゴールまで押し込んでトライしました。ゴールも決めて15-13と静岡BRが激闘を制しました。MVPはヴェティ、フィジカルも強く、身体能力も高く、ダイナミックなランも魅力的です。このホームゲームで神戸Sに勝った静岡BRはこれから勢いが出てきそうですね。

 昨季王者の東京BL vs 横浜Eの試合は、ホーム横浜Eの試合として日産スタジアムで行われました。こちらも2万人以上の観客が集まり激闘の試合でした。
 開始早々リーチのキックオフノッコンからスタート。横浜Eは敵陣でATを続ける中、BL東京のフリゼルがシンビン。横浜EがPGで先制します。開始早々から14人で戦う時間帯に横浜Eデクラークが相手DFライン裏に蹴ったボールをタカヤワが拾い、サポートにきていた嶋田に渡り、最後は蹴ったデクラークに渡り、トライ。綺麗なトライでした。デクラークの存在感が今年もあり、グランディングはできなかったものの、テンポのいい持ち出しをしたりと前半は横浜Eペース。PGで得点を重ねて16-0と進みます。前半最後にやっとBL東京がジェイコブピアースからリーチ、最後は松永へとオフロードがつながりトライを返します。前半は16-7、横浜Eのリードで折り返しました。
 後半はBL東京の反撃。まずはフリゼルがラインブレイクをして、一気にトライまで持って行きました。迫力のあるランニングでした。次は、モウンガがライン裏にタマニバルが蹴ったボールをドリブルし、最後は自分の手元へ、そしてトライ。反応の速さが素晴らしかったです。これで21-16と逆転して後半20分。横浜Eがラインアウトから、FWの縦から外への展開で素晴らしいハンドリングスキルを見せ、タカヤワがトライし21-21の同点。これで試合は終わりません。BL東京の眞野がゴール前で相手の死角から走り込んできてゴール下にトライ。7点追加して28-21とBL東京がリード。横浜Eは連続攻撃で敵陣に入るものの、BL東京の原田にジャッカルされて攻撃が続かず、このままノーサイド。MVPは最後トライを決めた眞野。急遽リザーブから先発になってのMVPは素晴らしいですね。

 続いて、S東京ベイ vs トヨタVもこれまた激闘。S東京ベイのホームゲームとして秩父宮ラグビー場で行われました。
 前半開始からブレイクダウンでの攻防、トヨタVには姫野、三木、トゥポウ、S東京ベイは江良、マキシ、末永、そしてリザーブにはマルコムマークスと仕事人が多く、面白い展開になりそうな予感がありました。最初にスコアしたのはS東京ベイで、ラインアウトモールで押し込んで江良がトライ。S東京ベイはハラトアがハイタックルでのシンビンとなり、1人少ない中、トヨタVは外のスペースを上手く使い、最後はツイドラキがトライ。15人に戻った後、ゴール前スクラムからトヨタVの顔でもある姫野がスクラムからボールを持ち込んでトライし、ゴールも決めて14-5とリード。前半30分にはS東京ベイが連続攻撃から最後はダブルタックルされながらもマキシが手を伸ばしてトライ。キャプテンの意地が見えました。前半最後にトヨタVがトライを決めて、21-10とトヨタVがリードして折り返しました。
 後半、動いたのはS東京ベイ。メンバー交代を一気に5人してフレッシュな勢いが出ました。スクラムでペナルティを取り、ゴール前ラインアウトモールから最後は今季加入したタイラーポールがトライ。さらに、トライした後すぐ、ラインアウトから外に展開し、島田がトライ。ここでのトライはS東京ベイ島田のテンポの良さと、パスするタイミングの絶妙さがすごかった。これで4点差、今日はフォーリーのゴールが全然決まりません。トヨタVはPGで差を広げて27-20。S東京ベイは後半30分から再度勢いが増しました。センタースクラムから押し込み、藤原がスクラムサイドを走る。そこから連続攻撃でゴール前まで進み、最後マークスから今季加入したオリヴィエがインゴールに飛び込みトライ、ゴールも決まって、ここにきて27-27と追いつきます。そして残りラストワンプレー。16フェーズ連続で攻撃を繰り返したS東京ベイ。最後はフォーリーがドロップゴールを決めて、30-27でS東京ベイが勝利しました。ゴールが不調であったフォーリーが最後DGを決めてMVPにも選ばれました。本当にどちらが勝ってもおかしくないような試合でした。

 最後は相模原DBと浦安DR。相模原DBのホーム、相模原ギオンスタジアムで行われました。今季より昇格した浦安DR。黄色のセカンドジャージで、以前のシャイニングアークスを感じるようなジャージです。まずは相模原DBがPGで先制。前半はお互いPGの取り合いで、9-6と相模原DBがリード。しかし、相模原DBはスティンカンプがシンビンとなり、1人少ない中、浦安DRはラインアウトモールから外へ展開し、最後は石井がトライしました。ゴールも決めて、前半11-9の浦安リードで折り返す。
 後半は相模原DBポルトリッジがシンビン、1人少ない中で浦安がスクラムで押し込み、ペナルティをもらってPGを決めました。1人少ない相模原DBは、少ないパスでジワリジワリと敵陣へ、最後はトニシオバイフが得意のコンタクトでトライ。14-14の同点。後半20分ラインアウトから連続攻撃し、オフロードでもらった相模原DBの今季加入した南アフリカ代表のカートリーアレンゼが素晴らしいスピードで抜けてトライ。19-14でリードします。ここから相模原DBが勢いを増して、トライを重ね、31-14とスコアを広げ、後半最後に浦安DRのシェーンゲイツがトライしてノーサイド。31-19で相模原DBが見事勝利。
 MVPは素晴らしいスピードでトライしたカートリーアレンゼが獲得。今季の相模原DBは外に脅威もあるので楽しみなチームですね。

 以上、リーグワン2024-2025でのDivision1の開幕戦レポートをお送りしました。いかがでしたでしょうか?
 激闘のオンパレード。最後の最後までわからないような試合だらけで、開幕戦からお腹いっぱいのオニギリです。Division2や3でも面白い試合が繰り広げられましたが、こちらはまたの機会に!!

 今年のオニギリ's eye!!も最後になりました。
 皆さま、今年もありがとうございました。
 年末年始もラグビーが色々なところで行われますので、ぜひ会場に足を運んでみてください。
 さぁ残りの2024年も、新たに迎える2025年もワクワクが止まりませんね!
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント