【中日】福谷浩司投手が日本ハムに移籍 残された先発陣は来季戦えるのか ~12/24~

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたyasugonsさんによる記事です。】
中日から国内FA権を行使した福谷浩司投手が、日本ハムへ移籍すると報道がありました。
先発、中継ぎ、抑えと役割問わず活躍した33歳の右腕は今季、8試合に登板して3勝1敗、防御率3.72を記録。

チームを底から支えてきた福谷投手の穴は、果たして埋まるのでしょうか。

安心感をくれたヒーロー

今季、福谷投手が記録した投球回数は29。規定投球回の壁は遠くにありますが、通算278試合登板を誇る右腕の移籍は痛手です。

若手がプロの壁にぶち当たっても、主力が故障に悩まされても、ベテランの調子が上がってこなくても、福谷投手がいることで安心感がありました。

まるで、チームを苦しい状況から救ってくれるヒーローのよう。

パ・リーグに移籍したことで対戦する機会は多くないかもしれませんが、福谷投手が提供し続けた安心感が恋しくなる時期がやって来るでしょう。

来季の先発陣は・・・

中日の先発陣は、来季も高橋宏斗投手を軸に構成することが有力。そこに松木平優太投手、復活を目指す柳裕也投手、メヒア投手、大野雄大投手が加わります。

さらに、ベテランの涌井秀章投手、松葉貴大投手が支え、梅津晃大投手や新外国人左腕のカイル・マラー投手の活躍を期待する状況になるでしょう。

一方、小笠原慎之介投手のメジャー移籍を考えると、もう少し厚みを加えたいところ。経験豊富で計算できる先発は中々見当たらず、必然的に若竜に頼ることになります。

ドラフト上位コンビの金丸夢斗投手、吉田聖弥投手に加え、根尾昂投手、仲地礼亜投手、福田幸之介投手の名前が挙がりますが、過度な期待は禁物。

金丸投手は腰、福田投手は脇腹痛、仲地投手も2年連続故障に悩まされるなど、飛躍する可能性を秘めている反面さらなる故障は避けなければいけません。

中日は2023年ドラフト1位の草加勝投手がいきなりトミー・ジョン手術を受けた例もあり、無理をさせることはしないでしょう。

ただ、最悪の場合は開幕からフル回転してもらう危険な状況に陥る可能性があります。

このままで戦えるのか

育成で獲得した三浦瑞樹投手(前ソフトバンク)の台頭、中継ぎ投手の先発転向など、あらゆるプランは考えられますが、福谷投手の抜けた穴は数字以上に大きいです。

追加の補強をしないのであれば、今季苦しんだ投手の復活と若竜の飛躍にかけるシーズンがやって来ます。

春季キャンプが始まれば、少なからず不測の事態が発生するでしょう。

楽しみな若竜が多いことはプラス材料ですが、果たしてこのままで来季を戦うことはできるのでしょうか。

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