【BOATRACE】B1級ながら事前準備バッチリな西尾亮輔がエース23号機ゲット 江戸川

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 ボートレース江戸川では15日に「第25回日本財団会長杯」が開幕する。14日は前検日だったが、北風8メートルと上げ潮20センチで風と波がぶつかり合い、波高15センチの厳しい水面だった。スタート練習は中止になり、タイム測定と僅かな試運転のみでモーターの感触を確かめることになった。

 タイム測定後は「きょうは全然分からない」と苦笑いを交えて機力取材に応じるレーサーの姿が多かった。この水面状況だと、直線で前傾姿勢を取れたかどうかで大きく差が出るが、前検1番時計は6秒68で西尾亮輔(愛知出身・愛知支部36歳)【冒頭の写真】がマークした。

 5月から使用して2連対率53.1%、6優出V3のエース23号機を引いたのが、この西尾で「同期の渡邉雄朗(東京支部)にプロペラは聞いてきた」と事前準備もしっかりだ。その渡邉は東京勢でも屈指の当地機出しの名人でもあり、実際6月には23号機でオール3連対で優勝戦1号艇(3着)の経験者だけに、それを聞いてきた西尾のモーター気配は大注目となりそう。初日は11R4号艇の1走だ。

 前検3番時計タイだったのが浮田圭浩。浮田は過去10年の江戸川で波高10センチ以上の水面を28走して2連対率が54%もある。派手なタイプではないが、意外と知られていない波風巧者なので覚えておきたい。初日は4Rの2号艇1走。

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 また、今節は男女混合戦となっている。女子勢では昨年9月に当地ヴィーナスシリーズでV歴もある清埜翔子(埼玉出身・埼玉支部33歳)【写真上】が好モーター。前節、山田哲也が6勝して、1号艇で優出(4着)の22号機を手にした。清埜は「秋口からプロペラの調子が良くなくて調子は悪いけれど、今節はいいモーターを引けました。今回で流れを変えたいですね」と意気込む。初日は11R予選特選の1号艇に抜てきされている。エース機の西尾もいるが、男子勢5人を相手に一歩も引かない1コース戦を期待したい。

 主力勢が激突する12R「江戸川選抜」には以下のメンバーが選ばれている。

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<江戸川 初日 12R 江戸川選抜>
1枠 横澤 剛治 (静岡・静岡)
2枠 石倉 洋行 (福岡・福岡)
3枠 青木 玄太 (滋賀・滋賀)
4枠 江夏  満 (福岡・福岡)
5枠 照屋 厚仁 (大阪・兵庫)
6枠 仲道 大輔 (愛知・愛知)
※()内は出身・支部の順

 1号艇を託された横澤剛治(静岡出身・静岡支部47歳)【写真上】は2連対率30.1%の43号機とのコンビ。前検は「ちょっと回転がズレている感じ。最近は良くない機みたいだけど、G2(7月MB大賞)の仲谷(颯仁)は悪くなかったよね? 体感が良くなるようにプロペラをやってみます」と自身も準優までいった当時の記憶をたどりつつ、悲観した様子は見せず前向きに調整に取り組んでいた。
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