大阪体育大学テニス部男子2024回顧 負傷の主将が入替戦で奮起 1部に踏みとどまる
大阪体育大学テニス部男子は2024年、10年ぶりに1部復帰した関西大学対抗リーグで無念の5戦全敗。しかし、右ひざを負傷した主将の串阪達哉選手(体育学部4年、慶風高校)らが踏ん張り、1部残留を決めた。
【大阪体育大学】
8月の全日本学生選手権大会。テニス部男子は、エースの北昇馬選手(体育学部4年、駿台甲府高校)がシングルスの予選で2勝して本戦に進んだ。1回戦で松山大学の選手を2-6、6-4、10―5で降したが、2回戦は日本大学の選手に6-7、2-6で敗れた。宮地弘太郎監督は「彼の本来の能力ならベスト16、8も狙えたが、1回戦は暑さでけいれんも起こし、かなり体力を奪われた」と悔やむ。
9月の関西大学対抗リーグでは、5戦全敗で1部の壁にはね返された。中1日ほどの日程で選手の疲労が激しく、選手層の厚い他大学との差は歴然だった。しかし、立命館大学との入替戦で奮起した。
まず、ダブルス3試合が一斉に行われ、3組とも第1セットを落とした。宮地監督は「負けられないという緊張のためだろう。非常に空気が悪かった」と振り返る。そこから第2セットで2組が取り返した。特に串阪主将は春に右ひざの前十字靭帯を損傷し、ひざを完全に固定して他の部位をトレーニングするなどできることに地道に取り組んだ。急な方向転換などは難しく、ひざをかばいながらのプレーだったが、垣内勇星選手(体育学部3年、西京高校)と組んだダブルスで第2、第3セットを取り逆転勝ちした。片山稜太選手(体育学部3年、岡山理科大学附属高校)・成松孝彦選手(体育学部3年、松山西)組も逆転勝ち。ダブルスを2勝1敗として優勢に立ち、シングルスも北選手、片山選手、成松選手が勝って5-1で1部残留を決めた。
来季に向け、北選手、串阪選手の2本柱が抜ける。11月の関西学生地域トーナメントシングルスベスト4で粘り強さが武器の片山選手、ベスト8の平山選手、成松選手らの奮起が必要だ。
宮地監督は「リーグ戦で体力がどれだけ重要か痛感した。今年以上の負荷をかけないと戦えない」。来季のインカレ、リーグ戦での熾烈な戦いに向けて体力強化が重要なテーマとなる。
9月の関西大学対抗リーグでは、5戦全敗で1部の壁にはね返された。中1日ほどの日程で選手の疲労が激しく、選手層の厚い他大学との差は歴然だった。しかし、立命館大学との入替戦で奮起した。
まず、ダブルス3試合が一斉に行われ、3組とも第1セットを落とした。宮地監督は「負けられないという緊張のためだろう。非常に空気が悪かった」と振り返る。そこから第2セットで2組が取り返した。特に串阪主将は春に右ひざの前十字靭帯を損傷し、ひざを完全に固定して他の部位をトレーニングするなどできることに地道に取り組んだ。急な方向転換などは難しく、ひざをかばいながらのプレーだったが、垣内勇星選手(体育学部3年、西京高校)と組んだダブルスで第2、第3セットを取り逆転勝ちした。片山稜太選手(体育学部3年、岡山理科大学附属高校)・成松孝彦選手(体育学部3年、松山西)組も逆転勝ち。ダブルスを2勝1敗として優勢に立ち、シングルスも北選手、片山選手、成松選手が勝って5-1で1部残留を決めた。
来季に向け、北選手、串阪選手の2本柱が抜ける。11月の関西学生地域トーナメントシングルスベスト4で粘り強さが武器の片山選手、ベスト8の平山選手、成松選手らの奮起が必要だ。
宮地監督は「リーグ戦で体力がどれだけ重要か痛感した。今年以上の負荷をかけないと戦えない」。来季のインカレ、リーグ戦での熾烈な戦いに向けて体力強化が重要なテーマとなる。
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