総理大臣杯王者・阪南大学は黒星スタート。昨年度王者、明治大学もスコアレスドローに終わる!
大学サッカー真の年間王者へ! 決勝ラウンドがついにスタート!!
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第1節となる14日の試合では、関東・関西の強豪が思わぬ苦戦を強いられた。
まずグループAでは、昨年度王者であり関東地域優勝チームでもある明治大学(関東地区第1代表)が鹿屋体育大学(九州地区第2代表)とスコアレスドローに。シュート数は鹿体大が3本に対し明大は10本と明大が圧倒しながらも最後までゴールを奪うことはできなかった。Aグループのもう1試合は、関西学院大学(関西地区第6代表)と大阪学院大学(関西地区第5代表)の“関西対決"。先制した8分後には関学大に追いつかれた大院大だったが、後半に閑田隼人がこの試合2ゴール目となる勝ち越し点を決め、大院大が1-2で関西対決に勝利した。
夏の全国大会・総理大臣杯優勝校の阪南大学(関西地区第1代表)と同大会準優勝の新潟医療福祉大学(北信越地区第1代表)が、奇しくも同組となったのがグループBだ。新医大は中京大学(東海地区第2代表)に逆転勝利を収めるなど好調なスタートを切ったが、阪南大は桐蔭横浜大学(関東地区第7代表)に2点を先取される展開に。阪南大もその後1点を返したものの逆転叶わず2-1で敗戦。優勝校・準優勝校で明暗が分かれる初戦となった。
一方、グループCでは天皇杯でJ1・FC町田ゼルビアを倒した筑波大学(関東地区第2代表)が快勝。東海学園大学(東海地区第3代表)をシュート2本に抑えると、後半、立て続けにゴールを重ねて3-0に。東園大は終盤に退場者を出すなど、次節にも響く敗戦となった。九州産業大学(九州地区第1代表)は、前半終盤に飯星明良が決めたペナルティーキックを最後まで守りきり、大阪体育大学(関西地区第4代表)に勝利した。
グループDには東洋大学(関東地区第3代表)と日本大学(関東地区第6代表)の関東2チームが入ることに。東洋大は関西大学(関西地区第2代表)と対戦。序盤から圧倒的に攻めながらも決めきれず、スコアレスのまま終盤へ。しかしアディショナルタイムの90+6分に、交代出場の増田鈴太郎が劇的なゴールを決めて東洋大が0-1で関西大を下した。日大は東海王者の常葉大学(東海地区第1代表)と対戦。立ち上がり、積極的に攻撃を仕掛けた日大だったが、「全国大会ではいつも自滅のような形で負けていた」(常葉大・津田恵太監督)という常葉大の粘り強い守備を崩すことができない。両チーム無得点のまま前半終了かと思われた44分、常葉大が一瞬のスキを突き「狙い通り」(同監督)という秦心太朗のゴールで先制。後半も日大の攻撃から先制点を守りきった常葉大が1-0で勝利した。
第2節は、1日おいて12月16日(月)に行われる。第2節はグループBにおいて、一昨年のインカレ決勝カードの再現となる新潟医療福祉大学と桐蔭横浜大学が激突。ともに白星スタートを切った両チームだが、新医大のリベンジなるか、それとも桐蔭大の連勝となるか注目されるところだ。
※本文中のスコアは対戦カードの表記に準拠
(文・飯嶋玲子)
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全試合結果と得点者
関西学院大 1(1-1)2 大阪学院大
得点者)【関学大】古田和之介【大院大】閑田隼人×2
新潟医療福祉大 2(1-1)1 中京大
得点者)【新医大】秋元琉星、吉田晃盛【中京大】井上陽太
筑波大 3(0-0)0 東海学園大
得点者)【筑波大】池谷銀姿郎、半代将都、角昂志郎
関西大 0(0-0)1 東洋大
得点者)【東洋大】増田鈴太郎
明治大 0(0-0)0 鹿屋体育大
阪南大 1(0-1)2 桐蔭大
得点者)【阪南大】中田有祐【桐蔭大】渡邊啓吾、笠井佳祐
九州産業大 1(1-0)0 大阪体育大
得点者)【九産大】飯星明良
常葉大 1(1-0)0 日本大
得点者)【常葉大】秦心太朗
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