【浦和学院・男子サッカー部】劇的な昇格!後輩に思いをつなぐ

浦和学院高等学校
チーム・協会

【浦和学院高等学校サッカー部】

 浦和学院高校男子サッカー部は『高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ2024 埼玉』でトップチームの浦和学院(S2Aリーグ)と浦和学院Ⅱ(南部支部・SS1リーグ)がそろって昇格を決め、チーム全体が喜びに沸きました。

浦和学院Ⅱ 劇的勝利で昇格をつかむ

 浦和学院Ⅱは12月1日(日)のリーグ最終節で大宮東高校と対戦。浦和西高校、大宮東高校と昇格を争うチームの絶対条件は「3点差以上の勝利」という厳しいものでした。

 試合は序盤から激しい攻防が続きましたが、2-1で迎えた後半アディショナルタイム、90+1分に本校から退場者が出ると、数的不利な条件にもかかわらず 90+2分、 90+3分に2つの得点を挙げ、浦和学院Ⅱは4-1で劇的なリーグ優勝とS3リーグへの昇格を果たしました。

 先にS1昇格が確定していたトップチームのメンバーや保護者も会場に残って試合展開を見守り、全員で優勝、そして昇格を喜びました。

トップチーム 1日にはS1リーグ昇格が確定

 トップチームは12月8日(日)のS2リーグ順位決定戦でリーグ4位となりましたが、他チームの条件が重なり、見事S1リーグ昇格が決定!チームが目標として掲げてきた一年でのS1リーグ復帰を達成しました。

再びS1の舞台へ

 本校は、過去に安居海渡選手(38期生・浦和レッドダイヤモンズ所属)、田中和樹選手(38期生・ジェフユナイテッド千葉所属)らが在学中の3年次にS1リーグ昇格を果たしましたが、昨年S2Aリーグに降格。選手たちはハードな練習と公式戦を重ねながらS1復帰を目指してきました。

 インターハイ埼玉県予選 第3位、全国高校サッカー選手権大会埼玉大会 準優勝を経て、3年生は受験勉強との両立という厳しい環境の中でも後輩に強い意志をつなぎました。

キャプテンと監督のコメント


・キャプテン 平瀬 優真(進学類型 アスリート選抜コース 3年)

―トップチームとセカンドチーム、そろって昇格を決め今シーズン終えました。
 自分たち(トップチーム)もSS1の試合を応援したんですね。そういったことでも最後に一体感が生まれて、本当に最後にみんながまとまってくれたと思います。(SS1の最終試合は)ほぼ奇跡みたいなゲームだったので、なんかそういう『運』を持っているチームだと思います。

―インターハイ予選で3位入賞した後のリーグ戦では、少しチームとして崩れてしまう場面もあったと伺いました。今回の選手権後はいかがでしたか。
 インターハイが終わってすぐに自分が怪我をしてしまい、チームに活気が出ない、結果がついてこないということに対して責任を感じていました。今回は選手権が終わった後も気を抜かず、インターハイの反省を生かして最後までやれたのかなと思います。

―浦学での3年間について、いかがでしたか。
 1年生から試合に出させてもらって、2年生では10番、3年生では10番とキャプテンと、色々なことを経験させてもらいました。怪我をした時も周囲に支えてくれる人がいて、復帰したらみんなが温かく迎えてくれて。本当にチームメイトに恵まれたというか、チームとしていいところに来ることができて良かったという気持ちです。

―後輩たちにS1での活躍を託しての引退ということになりますが、後輩へのメッセージをお願いします。
 リーグ1位で昇格したかったので少し心残りはありますが、今年結果を残せたことで周囲の(浦学を)見る目が今までよりも高いレベルになったと思います。来年はもう一つ上のカテゴリーで、今年を超えるようなサッカーをしてほしいです。


・Ⅱチームキャプテン 武居 航平 (進学類型 アスリート選抜コース 3年)

―SS1リーグ優勝・昇格を果たしての感想を教えてください。
 率直にすごく嬉しいです。1月から新チームが本格的にスタートして、静岡へ遠征に行ったり、全国の強豪と沢山試合をして準備していました。4月からリーグが開幕し、前期は上位チームを相手に勝利することができずに苦しい時期もありました。そんな中、夏の遠征や試合を重ねて徐々に思うようなプレーができるようになり、後期の最終節、前期に負けた相手に勝って優勝・昇格することができたのは本当に良かったです。

―『3点差以上での勝利』という厳しい条件の中迎えた最終節でしたが、チームの雰囲気はいかがでしたか。
 実は、僕自身が体調不良で最終節の1週間一度も練習に参加することができずに、すごく心配で申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そんな中でもチームメイトはいつも通り自分たちらしい良い雰囲気で練習に取り組んでくれました。そして試合当日。相手は前期に唯一負けてしまった相手で、勝利することも容易ではない相手でしたが、チームみんなで「自分たちのサッカーをしよう。落ち着いてプレーしよう。」そんな声掛けでチームがさらに1つにまとまり、この結果を出すことができる雰囲気になったと思います。

―浦学での3年間を振り返って、いかがでしたか。
 1、2年生の頃は怪我などで中々思うようなプレーができず、試合にもあまり出られない日々が続きました。しかしそこで腐ることも諦めることもなく、2年間踏ん張りました。最後の一年、3年生ではセカンドのキャプテンを任せてもらい、1年間リーグ優勝・昇格のためにチームの中心となってやり続けました。最後の選手権はメンバーに入れてもらい、試合に出場することこそできませんでしたが、素晴らしい経験をさせてもらいました。SS1最終節ではラスト5分で出場し、自ら得点を獲って3点差で勝利し、優勝・昇格で3年間を終えることができたので、最高に充実した3年間でした。

―後輩たちへメッセージをお願いします。
 自分としてもチームとしても苦しい時期はあると思います。でもそこで諦めたり、投げやりになるのではなく、その苦しい時期に踏ん張って耐えれば必ず明るい未来は来るはずです。絶対に最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています。


・男子サッカー部監督 川上耕平

―今シーズンを振り返っての感想と、来シーズンに向けた意気込みを教えてください。
 いいシーズンだったんじゃないですか。来シーズンは、今のいい流れを停滞させないように、急には無理なんで、少しずつ少しずつ前に進んでいきたいと思います。

 一見淡々として控え目にも思えるコメントですが、その裏側には、強い意志と情熱が秘められています。選手権埼玉大会 準優勝を経て、「『野球部の浦学』から『サッカー部の浦学』というイメージへ」と意気込みを語る場面もありました。この言葉の背景には、強化部活動として注目される野球部とサッカー部の監督同士が築いてきた信頼関係があり、伝統ある野球部に続き、サッカー部としても新たな歴史を刻みたいという決意が込められています。


 浦和学院高校男子サッカー部は、これからも挑戦を続けて参ります。引き続き本校サッカー部への応援をよろしくお願いいたします。

本校公式Instagramでは、試合の動画を公開しています。ぜひご覧ください。

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著者プロフィール

「URAGAKU」として親しまれる浦和学院高等学校の公式アカントです。 埼玉県内でも生徒数2千人を超える大規模の高等学校で、 部活動や学校行事などがとても盛んで「頑張る仲間をみんなで応援する」エネルギー溢れる学校です。

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