【スキー】FISレース2連勝の加藤聖五が出場!アルペンスキーW杯男子ジャイアントスラローム第2戦 Beaver Creek/USA ビーバークリーク/アメリカ

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【スキー】FISレース2連勝の加藤聖五が出場!アルペンスキーW杯男子ジャイアントスラローム第2戦 Beaver Creek/USA ビーバークリーク/アメリカ

FISレース連勝でGSランキングを更新、のぼり調子の加藤聖五選手、セルデンの「悪夢」払拭に 期待です 【写真/Alessandro Trovati】

10月27日にオーストリア・セルデンで今季開幕第1戦が行われた男子ジャイアントスラローム (GS)は、1ヶ月以上の間を空けて、8日日曜日(日本時間9日午前2時スタート)に北米、ビー バークリークで第2戦が行われます。

その男子GS第2戦、SNOW JAPANからは、ただ一人、加藤聖五(野沢温泉SC)選手が出場します。開幕戦では滑走途中、オーストリアチームスタッフに進路妨害を受け、結果的に1本目途中棄権となってしまった加藤選手ですが、それ以来のW杯GS、今度こそ彼にとっての真の「GS開幕戦」となります。
(注:詳細についてはリンク先へhttps://sports.yahoo.co.jp/official/detail/ 2024112400001-spnaviow )

先月24日オーストリア・グルグルW杯スラローム第2戦の後は1日オフの日を挟んで、そのままグルグルでGSの練習を3日間行いました。
そして、オーストリア・マイアーフォーフェンに移動して30日、12月1日とFISレースGS2戦に出場、それぞれ7番、8番スタートで優勝を飾り、FISポイントも最良の23.00を獲得、GSランキン グを146位から113位に上げました。
これにより、開幕戦セルデンでは最終滑走者の3人前の70番台出走というように「最後方」からの出番となっていたスタート順も少し上がることになりました。

その後、3日にはイタリア・バルガルディナでのFISレース、スーパーGに50番スタートで出場、 +5.48秒の55位に終わりました。
河野恭介チーフコーチは「20番以降に雪が降り始めて、その後大雪になりノーチャンスなレースでした。とりあえずスーパーGのスキーを履けただけ良しとします」と悪天候にうらめしそうでしたが、翌日にはアメリカ・デンバーに向けてフライト、即、ビーバークリーク入りしました。 W杯GSはここまで27戦出場してきている加藤聖五選手ですが、意外にもビーバークリークは初出場です。

W杯GSも2019年12月の開催以来となるビーバークリーク、前回は地元アメリカのトミー・ フォードが30歳でW杯初優勝を飾りました。現在35歳のベテランは開幕戦セルデンは21位と、まだまだトップクラスの力を持つ選手ですので、その「ディフェンディングチャンピオン」の滑りにも注目です。

スタート標高が3155m、ゴールは2721mと高地でのレースで、体力勝負の面も色濃いGS第2戦は日本時間12月9日午前2時スタートです。
なお、現在日本人トップのGSのFISポイントを待ち、1日のイタリアでのFISレースで勝利し、加藤聖五選手と「同日優勝」を果たした若月隼太選手(ホテルロッソ・スキークラブ)はW杯ではなく、5日、6日のヨーロッパカップ、スイス・ツィーナルGS2戦の出場を選択し、5日は29位でヨーロッパカップポイントを獲得しました。次戦第3戦のW杯、フランス・ヴァルディゼールGSには出場します。
また、開幕戦に出場した佐藤慎太郎選手(置環)と片山龍馬選手(東海大学)は中国で開催中の FISレースに出場していて、来週のファーイーストカップにも出場予定です。



文:田中慎一郎
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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