【柔道】12/7(土)「古式の形」演技に向けてー野村忠宏氏インタビューー:パーク24presentsグランドスラム東京2024
2024年1月から八段への昇段を目指して「古式の形」の稽古に取り組み始めた野村忠宏氏。
今では生活拠点である奈良での稽古に加え、上京の際には講道館へも足を運び、柔道に触れる機会が圧倒的に増えていますが、今回「パーク24presentsグランドスラム東京2024」の舞台で、「古式の形」を演技いただくことになりました。
今では生活拠点である奈良での稽古に加え、上京の際には講道館へも足を運び、柔道に触れる機会が圧倒的に増えていますが、今回「パーク24presentsグランドスラム東京2024」の舞台で、「古式の形」を演技いただくことになりました。
稽古を始めたきっかけは”八段への昇段“のため
「現役時代は打込や乱取が中心で、試合に勝つことが目標であり、試合に勝つための実践練習を積んでいた。一方で、形は決められたことを淡々と演技する。最初は順番と技を覚えるのに必死だった。」と稽古を始めた頃を振り返ります。
八段への昇段を目指して取り組み始めた形の稽古。
技術に裏付けされた感覚の世界を知ることに初めは驚きもあったそうです。
「古式の形」は、武士が鎧を身に着けた際の組み打ちの投技を主としたもので、表の形14本、裏の形7本から組み立てられています。
表は心を平静にして荘重優雅、一挙一動に攻撃、防御を正確にし、裏は敏速果敢に動作し、柔道における攻防の理を発揮した深淵な形であります。
八段への昇段を目指して取り組み始めた形の稽古。
技術に裏付けされた感覚の世界を知ることに初めは驚きもあったそうです。
「古式の形」は、武士が鎧を身に着けた際の組み打ちの投技を主としたもので、表の形14本、裏の形7本から組み立てられています。
表は心を平静にして荘重優雅、一挙一動に攻撃、防御を正確にし、裏は敏速果敢に動作し、柔道における攻防の理を発揮した深淵な形であります。
【全日本柔道連盟】
“柔道家・野村忠宏”としての柔道との向き合い
2015年に40歳で現役生活を終えた後、自身がプロデュースする柔道教室「野村道場」を開催するなど国内外にて柔道の普及活動を展開されてきました。また、テレビでのキャスターやコメンテーターとしても活躍され、幅広い分野で活動を継続している野村氏ですが、「指導者という形以外で柔道に取り組める環境や目標ができたことに喜びを感じている」と話します。
年を重ね、怪我や肉体(体力)の衰えが要因で出来ることが限られるようになるなか、形の稽古を始めたことで、異なるアプローチで柔道と真剣に向き合うことができるようになり、新たな目標ができました。自然と柔道に関わる機会や話題が増え、柔道衣を着る機会も増えたといいます。稽古では、技のかけ方や相手との理合など、これまでの乱取の練習とは異なる学びがありました。
「できなかったことができるようになる喜び、相手との間合いやタイミング、息を合わせながら共につくりあげる楽しさ、上手くいかなかった時の悔しさ。自分自身の新しい成長を感じられている」と話す野村氏の目は真っすぐと畳に向いていました。
稽古を重ねるにつれてできることが増えると、技や手順だけではなく、目線や歩き方、呼吸にも意識が向くようになりましたが、「若いころにはなかった探究心」のようです。
年を重ね、怪我や肉体(体力)の衰えが要因で出来ることが限られるようになるなか、形の稽古を始めたことで、異なるアプローチで柔道と真剣に向き合うことができるようになり、新たな目標ができました。自然と柔道に関わる機会や話題が増え、柔道衣を着る機会も増えたといいます。稽古では、技のかけ方や相手との理合など、これまでの乱取の練習とは異なる学びがありました。
「できなかったことができるようになる喜び、相手との間合いやタイミング、息を合わせながら共につくりあげる楽しさ、上手くいかなかった時の悔しさ。自分自身の新しい成長を感じられている」と話す野村氏の目は真っすぐと畳に向いていました。
稽古を重ねるにつれてできることが増えると、技や手順だけではなく、目線や歩き方、呼吸にも意識が向くようになりましたが、「若いころにはなかった探究心」のようです。
畳に上がる喜びと緊張感
グランドスラム東京の前身となる嘉納杯に出場経験がある野村氏。
日本で唯一の国際大会という舞台について「現役時代の試合は、何が起こるかわからないという怖さを感じていたけれど、形の演技は決められたことを間違えることなくやらなければいけないという緊張感がある」といいます。
演技の3日後、12月10日には50歳を迎えます。
「50歳という年齢になっても新しい目標があること、目標に向かう過程で成長を感じられることはなかなかない。今できる最高の演技を披露したい」と力強い言葉をいただきました。
日本で唯一の国際大会という舞台について「現役時代の試合は、何が起こるかわからないという怖さを感じていたけれど、形の演技は決められたことを間違えることなくやらなければいけないという緊張感がある」といいます。
演技の3日後、12月10日には50歳を迎えます。
「50歳という年齢になっても新しい目標があること、目標に向かう過程で成長を感じられることはなかなかない。今できる最高の演技を披露したい」と力強い言葉をいただきました。
■「古式の形」演技
日時:2024年12月7日(土) 16:20~(予定)
「リズム柔道」のデモンストレーション(※)終了後に実施
場所:東京体育館 第3試合場
出演者:取・・・野村忠宏氏(七段)、受・・・南保徳双氏(七段)
※リズム柔道:人との触れ合いや、体を動かす楽しさを共有することを目的とした運動。当日はこども柔道家による演武を実施。
「リズム柔道」のデモンストレーション(※)終了後に実施
場所:東京体育館 第3試合場
出演者:取・・・野村忠宏氏(七段)、受・・・南保徳双氏(七段)
※リズム柔道:人との触れ合いや、体を動かす楽しさを共有することを目的とした運動。当日はこども柔道家による演武を実施。
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