【ガンバ大阪】アジアへの扉をこじ開けるために。天皇杯の悔しさからガンバがリスタートする

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【©GAMBA OSAKA】

9年ぶりの栄冠がうっすらと視界に入ったはずの天皇杯決勝で0-1の惜敗を喫したガンバ。「負けたらいい試合とは言えないが、チームは全てを出し切ってくれた」と決勝で敗れた選手たちとともに悔し涙を流したポヤトス監督は宇佐美を欠きながら神戸相手に互角以上に渡り合った戦いぶりをこう話した。
国立競技場のピッチ上で噛み締めた悔しさは、次なる戦いへのモチベーションにするのがガンバに課せられたミッションだ。
「ACLに行けるチャンスが目の前にある。そこに近づくのは難しいかもしれないが、だからこそしっかりと戦わないといけない」(ポヤトス監督)。

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リーグ戦で4位につけるガンバだがACLEの出場権を得られる2位以内の可能性は残っている上に、3位の町田との勝点差もわずかに3。選手たちも既に気持ちを切り替えている。「ここで立ち止まるわけにはいかないし残り2試合残っているので今季の集大成を見せないといけない」と福岡もチームの思いを口にする。
天皇杯で公式戦6試合ぶりの敗戦を喫したガンバだが、リーグ戦では直近の4試合を3勝1分で乗り切っており、上昇気流に乗ったまま今季最後のアウェイゲームに挑むことになる。

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新潟は現在16位だが、引き分け以上で自力でのJ1残留が決まるだけにガンバ同様、高いモチベーションで挑んでくるはずだ。ポヤトス監督の就任後、2勝1分と相性がいい相手ではあるが「新潟をリスペクトしている。スタイルを確立したチーム」とポヤトス監督。丁寧にボールを動かすスタイルは健在で、ルヴァンカップではクラブ史上初の優勝は逃したものの、延長戦の末にPK戦で敗退。コレクティブなスタイルは侮れない上に、前線にはかつてガンバでプレーした小野が4得点1アシストと存在感を発揮しており、ルヴァンカップの決勝で2得点を決め、直近の公式戦5試合で3得点1アシスト中の小見は最も警戒すべきアタッカーだ。
互いにボール保持を信条とするチームの対戦だけに「試合のポイントは自分たちがボールを持てるかどうか。相手がボールを持ち始めると苦しむことになる」(ポヤトス監督)。
天皇杯決勝では決定力に課題を残したものの、積極的にボールを動かし神戸相手に優勢に試合を運んだガンバだが、注目のマッチアップは右サイドバックながら5得点2アシストをマークしている藤原をいかに黒川が抑えるかもポイントになる。
「一つでも上位に行けるようにフォーカスして切り替えてやらないといけない。その気持ちを皆で新潟戦に持っていきたい」(黒川)。

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そして勝利する上で不可欠なのが相手ゴールをこじ開けるミッションになるが、宇佐美不在の前線でキーマンとなるのが坂本だ。前節の磐田戦では劇的な決勝点を叩き出している坂本は現在8得点中。目標の二桁得点を視野に入れているが天皇杯決勝でシュートゼロに終わった屈辱を、残り2試合にぶつけることになる。
「決勝で何も出来なかったし、その悔しさ、パワーを次の試合にぶつけたい」(坂本)。
アジアへの扉をこじ開けるための、ラスト2試合が幕を開ける。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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