「群馬一丸」今シーズンこそ東地区の壁をぶち破れ【B MY HERO!】
今シーズンの群馬はホームのオプアリで先出し開幕 【(C) B.LEAGUE】
群馬の「B MY HERO 特派員」を務めさせていただいて3シーズン目になります。
2024-25シーズンもBリーグで日本全国が熱く盛り上がるのを楽しみにしてます。
今シーズンもよろしくお願いします。
新生群馬クレインサンダーズ
細川一輝は成長した姿で群馬復帰を果たした 【(C) B.LEAGUE】
藤井祐眞(川崎)
細川一輝(三遠)
マシュー・アキノ(信州)
ヨハネス・ティーマン(ドイツ)
パリオリンピックも開催され、日本中でバスケットボールが盛り上がった2024年。
パリオリンピックにもドイツ代表として出場していたヨハネス・ティーマンの加入は真夏の群馬をさらに熱くしてくれました。
そしてこの群馬クレインサンダーズの指揮をとるのが昨シーズンのBリーグ優勝チーム、広島ドラゴンフライズのヘッドコーチであったカイル・ミリングとなれば益々期待が高まります。
B1に昇格して4シーズン目。
毎シーズン着実に勝ち星を増やしてきて、昨シーズンは初めて勝率が5割を超えました。
目標としていたCS出場には届かなかった群馬が新たなチームで初のCS出場を目指すシーズンがいよいよスタートしました。
先出し開幕から1カ月
新加入のヨハネス・ティーマンがチームに安定感をもたらせる 【(C) B.LEAGUE】
対戦相手は昨シーズン初優勝を成し遂げた広島ドラゴンフライズ。
ファイナルMVPであり群馬に3シーズン在籍した山崎稜が在籍し、カイル・ミリングヘッドコーチにとってはいきなりの古巣相手との対決になりました。
広島は2017年5月に代々木第二体育館でB2プレーオフを戦ったチームであり、そのチームとBリーグの先出し開幕の舞台で対戦できるのは感慨深いものがあります。
試合はというと、満員で熱気に満ちたオプアリで、新加入で以前群馬に所属していた細川や日本でのデビュー戦となったティーマンの活躍もあり、Game1は群馬が29点差で勝利。
オプアリで行われた初の開幕戦を白星で飾ることができました。
続くGame2にも勝利し、最高の形でのシーズンスタートとなりました。
残念だったのが第2節京都戦での菅原暉の負傷です。
シーズン序盤での離脱はチームにとって大きな痛手となりました。
プレシーズン、天皇杯予選と調子が良さそうに見えていたので、カイル・ミリングのもとで菅原が大きく飛躍できるシーズンになると期待していました。
しっかり怪我を直してからチームに戻って来てもらい、怪我で試合に出れなかった分も暴れてもらいたいと思います。
群馬の11月6日時点の成績は7勝5敗。
5敗はしたもののチーム状態は決して悪くはないので、この先勝ち星を積み上げてくれると信じています。
昨シーズンとの変化
新体制となって様々な変化が見て取れる 【(C) B.LEAGUE】
カイル・ミリングのバスケが早くも群馬に浸透してきているのではないかと感じるところです。
ディフェンスを崩されて大差で負ける試合が多かった昨シーズンまでと比較すると、負け方にも変化が見られるようになりました。
それが見て取れたのは、10月23日宇都宮ブレックス、11月6日千葉ジェッツとの試合です。
言わずとしれた東地区の強豪の両チーム。
CSに出場するためには越えなければならない壁でもあります。
この2試合は負けはしたものの、ディフェンスに確かな手応えを感じた試合でもありました。
それは今シーズンの数字にも表れていて、
「平均失点 72.2点」
昨シーズンと比較して10点近くも少ないリーグ4位の成績。
この数字をどこまで維持し続けられるのかが、この先大きなポイントになってくるでしょう。
2.3Pシュート
昨シーズンは辻が相手の激しいマークにあってなかなかシュートチャンスに恵まれなかった印象があります。
ですが今シーズンは辻、藤井、細川の3Pシュートを得意とする選手が上手く機能しているように見え、それにより辻を含めたチームの3Pシュートに対するアテンプト数、成功率が共に大きく伸びてきています。
3Pシュートが課題であった群馬が、今シーズンは攻撃の大きな武器を手に入れたといったところでしょうか。
3.リバウンド
チームのリバウンドに対する意識が変わったように見えます。
スタッツを見ると、リバウンドに関してはチームで1番多いターズスキーで平均7.7本と飛び抜けた選手がいない分、全員で取りに行く姿勢が見て取れます。
昨シーズンは平均リバウンド数が24チーム中23位でしたが、11月6日時点で12位と大きく改善されています。
11月6日の試合では、リバウドを得意とするジョン・ムーニーがいる千葉ジェッツ相手に、負けはしたもののリバウンド数では大きく上回っていました。
ルーズボールに関しても、ケーレブ・ターズースキーやヨハネス・ティーマンが躊躇なく飛び込んでいく姿が見られ、選手全員がチームのためにプレーをしているのが応援していても分かります。
藤井祐眞の移籍
新生群馬を象徴する藤井祐眞 【(C) B.LEAGUE】
激しいディフェンスとゲームをコントロールする力を持ち、欲しいところで必ず点を取ってくれる選手。
そんな印象を持っていました。
藤井はここまで全ての試合においてスタートで起用され、群馬ブースターの期待に応える活躍を見せてくれています。
まさか辻&藤井のコンビを応援している群馬で見る日が来るとは思いもしなかったのが本音です。
スタンドを見てもすでに藤井のタオルを持ったブースターが非常に多く見られます。
藤井にとって川崎から群馬に移籍したことは大きな決断だったに違いありません。
群馬に来たことを絶対に後悔させたくないし、できることなら近い将来このチームでBリーグの頂点の座をつかんでもらいたい。
そのために私を含め群馬ブースターは全力で応援します。
勝率6割の壁を越えその先へ
群馬に新しい風を吹き込ませたカイル・ミリングHC 【(C) B.LEAGUE】
ここまでにカイル・ミリングの求めるバスケを選手が試合で表現することができていれば、良い結果が出せるのではないかとみています。
CS出場のためには東地区の2位以上が目標ではあるが、目安として勝率6割以上であれば過去の結果を見てもワイルドカード2枠に入る可能性が高い。
そのためにもまずは年内勝率6割以上は達成しておきたいところであります。
年内は26試合なので16勝10負が勝率6割のライン。
ちなみに昨シーズンの年内成績は11勝15敗の勝率4割2分でした。
CS出場はあくまで通過点であって、チームはその先を見据えているはずです。
「THE ONE」
「群馬一丸」に象徴されるように、選手、コーチ、スタッフ、ブースターが1つになって今シーズンの群馬クレインサンダーズを作って行きましょう。
そして越えられなかった壁を越えましょう。
マサアキ(B MY HERO!特派員)
【(C) マサアキ】
群馬クレインサンダーズブースター&G.PRIDEのマサアキです。
群馬クレインサンダーズに出会って人生が大きく変わり、バスケと山をこよなく愛し、バスケを愛する多くの仲間と日々楽しく応援しています。
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