【いわさき白露シニア】シーズン最終戦の大一番を前に、今季シニアツアー12試合を振り返る

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シニアツアー最終戦の初日を迎えるにあたり、今シーズンもハラハラドキドキした試合を回顧する。2024年PGAシニアツアーは、新しい時代の到来を感じさせるシーズンになった。開幕戦の「ノジマチャンピオンカップ」は春の箱根に吹く冷たい北風と春の暖かさが入り混じる中で、兼本貴司が後続の追い上げを振り切り、2年振りの優勝2勝目を挙げた。

第2戦「すまいーだカップ」では、永久シード選手の片山晋呉がシニアツアー参戦11試合目にして念願の初優勝。第3戦「スターツシニア」は、昨年賞金王の宮本勝昌が2位と6打差をつけて圧勝すると、続く第4戦新規シニア「倉本招待EAGLE CUP」でも最終日4打差を逆転して2戦連続優勝、通算5勝目を飾った。

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8月の第5戦「マルハン太平洋カップ」では2度の中断を挟む難しいコンディションの中、伊澤利光が5年ぶりシニア2勝目を挙げ、若手の台頭が続く中で、レギュラーツアー16勝の大ベテランが意地を見せた。第6戦「コマツオープン」は参戦4年目の平塚哲二が嬉しいシニアツアー初優勝。平塚の師匠である太田了介が歴代優勝者でもあり「いつか同じ大会で優勝したかった」と目標にしていた大会で夢を叶えた。第7戦「日本シニアオープン」はタフなコンディションの中、1打差に6人が争う攻防戦を制したのは、韓国出身シニアルーキー崔虎星(チェ・ホソン)だった。

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シニアツアーは5連戦と秋の陣に突入。第8戦の公式戦「日本プロシニア円谷フィールズウルトラマン杯」は会場をイーグルポイントゴルフクラブに移し、新たな4日間の歴史が幕を開けた。4日間首位をキープし安定したプレーを行った増田伸洋が、シニア2勝目そして初の日本タイトル獲得となった。第9戦「佐世保シニア」はソク・ジョンユルが大会レコードで優勝。

第10戦「ファンケルクラシック」では宮本勝昌が大会連覇で今季3勝目を飾った。第11戦「福岡シニア」はP・マークセンが優勝し、通算23勝で最多勝記録を更新した。第12戦「コスモヘルスカップ」では宮本勝昌と増田伸洋がプレーオフを戦い、増田に軍配が上がった。この時点で宮本が2年連続の賞金王に輝いた。

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シニアツアー12戦を終えて優勝者の平均年齢が53歳、最年長はP・マークセンの58歳と味のある50代がシニアツアーを盛り上げる。来年度のシード権がかかる大事な一戦「いわさき白露シニア」から目が離せない。

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