【BOATRACE】地元の白井英治と寺田祥はV条件の勝負に向かう 下関SGチャレンジカップ

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 ボートレース下関(ナイター開催)の「SG第27回チャレンジカップ」(優勝賞金3600万円)が19日に開幕する。「G2レディースチャレンジカップ」(優勝賞金490万円)も同時開催。SG戦の方は今年1月から10月までの獲得賞金上位34人(F休み中のレーサーを除く)が出場。来月17日に住之江で開幕するSGグランプリ出場(18人枠)をかけたラストバトルがいよいよ始まる。

 今大会は賞金ランキング上位18人のうち、桐生順平(3位)、茅原悠紀(4位)、西山貴浩(14位)、上條暢嵩(15位)、山口剛(17位)、丸野一樹(18位)の6人がいずれもF休みで不参加。桐生、茅原、西山の3人はすでにグランプリ出場は当確。ちょうどボーダー近辺にいる上條、山口、丸野を何人が逆転するのかがシリーズの焦点になる。

 19位以下のレーサーたちが当面めざす金額は上條の7421万円。これを超えるためには最低限、優出がノルマになり、19位の佐藤翼は完走条件、20位の森高一真は4着条件、21、22位の吉川元浩と前田将太は3着条件、24位の片岡雅裕は2着条件。そして25位の深谷知博以下の17人は優勝が条件という厳しいサバイバルになる。

 今大会の大注目レーサーは何と言っても地元の白井英治(山口出身・山口支部48歳)【冒頭の写真】と寺田祥の2人。白井は2年前のグランプリ覇者だが、昨年は出場を逃しており、今年も出場へは今節優勝条件の29位と大ピンチ。34位の寺田も同じく優勝条件と追い込まれている。幸い、2人そろって前検は好ムード。グランプリ出場と地元でのSG戦制覇という2つの目標をめざし、激走が期待される。白井は初日8R、寺田祥は7R、ともに4枠に組まれている。

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 注目のモーター抽選で当地の看板機の1つを手にしたのが賞金19位の佐藤翼(埼玉出身・埼玉支部36歳)【写真上】だ。優出さえ果たせばほぼグランプリ出場に手が届く立場だが、10月の地元戸田ダービーで優出2着に食い込むなど、10月以降は絶好調モード。前検から軽快な動きを見せており、グランプリ出場どころかSG戦初制覇のシーンが見られるかもしれない。佐藤は初日2Rと10Rの2走スタート。

 初日は12Rで10月末時点での賞金ランキング上位6人によるドリーム戦も行われる。メンバー表の中の賞金順位は最新のもの。

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<下関 初日 12R ドリーム戦>
1枠 馬場 貴也(京都・滋賀)賞金 1位
2枠 毒島  誠(群馬・群馬)賞金 2位
3枠 峰  竜太(佐賀・佐賀)賞金 5位
4枠 平本 真之(愛知・愛知)賞金 6位
5枠 菊地 孝平(岩手・静岡)賞金 7位
6枠 池田 浩二(愛知・愛知)賞金11位
※()内は出身・支部の順

 この6人はグランプリ出場自体は当確だが、2ndステージからの出場(6人枠)もすでに当確なのが馬場貴也(京都出身・滋賀支部40歳)【写真上】と毒島誠。この2人以外の4人は6位以内からの出場をめざす立場。もちろん、馬場と毒島も2位以内での出場なら2ndステージ初戦は1号艇になるので、それを目標にしての全力投球。チャレンジカップはこのように出場レーサー全員が何かしらの勝負駆けを抱えているのが魅力の1つでもある。

 1号艇で人気を背負う馬場貴也は「いいと思った戸田ダービーに匹敵する体感」と前検から好感触を得た。3号艇の峰竜太も「大整備しようと思ったがストップをかけた」と、予想外のいい手応え。この2人以外も悪い感触のレーサーはおらず、レベルの高い戦いが繰り広げられそうだ。

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