【3部・第21節】國學院大學と東京農業大学の2部リーグ昇格が決定! 残留争いは4チームが接戦に
【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部リーグ第21節
【©JUFA】
『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ第21節は、11月9日(土)に4試合、11月10日(日)に2試合が行われた。
同勝点で並ぶ上位2チームが2部リーグ自動昇格を決めた。
2位・東京農業大学は7位の東京経済大学と対戦。東農大は勝てば2部リーグ自動昇格が決まる状況だったが、立ち上がりは硬さが見えなかなか東経大ゴールに攻め込めない。しかし26分、長谷川大貴が強烈なミドルシュートを決めてそんな雰囲気を払拭。後半、攻撃のペースを握ると中條歩が追加点を挙げて2-0に。終了間際に東経大にゴールを許すものの、1点差を守りきって2-1で勝利。2部リーグ自動昇格を決めた。東農大は来季、7年ぶりに2部リーグに復帰する。
翌10日(日)には、東農大と同勝点の首位・國學院大學が8位・作新学院大学と対戦。こちらも國學大が勝てば2部自動昇格が決定する。國學大は36分に磯丈成がミドルシュートを突き刺して先制すると、後半開始早々の50分にも大澤昌也が追加点。さらに68分、田中琢人がダメ押しの3点目を決め國學大が3-0で完勝。國學大は2部リーグ昇格、14年ぶりの2部リーグへの復帰を決めるとともに、2位・東農大との得失点差を5に広げた。
上位2チームが勝点42で並んでいるため、3部リーグ優勝は最終節の結果に委ねられることとなった。最終節、國學大は国際武道大学と、東農大は共栄大学と対戦する。対戦相手はどちらも残留争いの最中にあるため、簡単な試合にはならないだろう。2位・東農大の逆転優勝の条件は、東農大が勝利し國學大が引き分け以下の結果となること。もしくは東農大が國學大の得失点差を上回る大量得点で勝利することだ。
自動昇格2チームが決まったことで、残る上位争いは2部参入プレーオフ出場2枠を巡る戦いとなった。その中で4位に勝点4差をつけ、頭ひとつ抜けた状態の3位・専修大学は5位の青山学院大学と上位対決。試合は後半に専大が攻勢を強め、49分に佐藤漣がゴールを決めて先制。この1点を守りきり1-0で専大が勝利。勝点を37に伸ばした専大が、2部参入プレーオフ出場権を手にした。
4位・明治学院大学は最下位の平成国際大学と対戦。負ければ都県リーグへの自動降格が決まる平国大は序盤の13分に先制すると、後半の64分にも追加点。"後がない"平国大に後手に回る形となった明学大も81分に1点を返すが、平国大がリードを守りきり2-1で勝利。関東リーグ残留に望みをつなげた。4連勝中の6位・亜細亜大学は、降格圏内に沈む10位・共栄大学の猛攻をかわすと72分、81分と立て続けにゴールを挙げ2-0で逃げ切り5連勝。この結果、亜大が6位から4位に浮上。明学大が5位、青学大が6位に後退した。4位の亜大から7位の東経大までは勝点差1刻み。残る2部参入プレーオフ出場1枠は最終節の結果に委ねられた。
また、9位・中央学院大学と11位・国際武道大学の"千葉ダービー"は、3点先取の中院大が3-0で完勝。中院大はこの勝利で勝点を27に伸ばして8位に順位を上げ、関東リーグ残留を確定させた。
関東リーグ残留は、9位・作新大、10位・共栄大、11位・国武大、12位・平国大の4チームの戦いに。9位から12位までは、こちらも勝点差1刻み。4チーム内の直接対決もないため、それぞれの最終節の結果次第となる。むろん、降格圏からの脱出に勝利は必須条件だ。
優勝、プレーオフ出場、そして降格圏脱出。すべての結果が決まる最終節は、11月16日(土)、全6試合が11:00キックオフで行われる。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子)
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全試合結果と得点者
東京農業大 2(1-0)1 東京経済大
得点者)【東農大】長谷川大貴、中條歩【東経大】佐瀬祐人
青山学院大 0(0-0)1 専修大
得点者)【専大】佐藤漣
亜細亜大 2(0-0)0 共栄大
得点者)【亜大】小池莉玖、山口流輝
中央学院大 3(2-0)0 国際武道大
得点者)【中院大】尾迫楓輝、上野光永、オウンゴール
作新学院大 0(0-1)3 國學院大
得点者)【國學大】磯丈成、大澤昌也、田中琢人
平成国際大 2(1-0)1 明治学院大
得点者)【平国大】廣重温人、五十嵐大翔【明学大】久保歩
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