早大野球部 六大学野球、春秋連覇は目前に 宿敵撃破で歓喜の渦へ/慶大戦展望
東京六大学野球秋季リーグ戦 11月9日・10日 神宮球場
ついに9週にわたる東京六大学野球秋季リーグ戦(リーグ戦)も残すは早慶戦のみとなった。1勝した時点で春秋連覇が決定する早大だが、宿敵から勝ち点を奪い完全優勝を達成するという目標に変わりはない。悲願の日本一に向け、勢いをつける伝統の一戦とすることができるかに注目だ。
慶大の1回戦における先発は渡辺和大(2年)が予想される。昨年、慶大を日本一に導いたエース・外丸一眞(3年)が本来の投球からほど遠く、苦しいシーズンを迎えている中、第一先発の座をものにした本格派左腕だ。ここまで7試合に投げて防御率はリーグ2位の1.23を記録しており、抜群の安定感を見せている。150㌔に迫る直球と曲がりの鋭い変化球を武器とする左腕が早大打線の前に立ちはだかる。第二先発として予想されるのは広池浩成(2年)だ。体重増加に成功し、覚醒の兆しを見せる広池。渡辺和と広池の2年生コンビがどこまで試合を作ることができるかに期待が懸かる。
チームトップの打率.393をマークしている石郷岡。「恐怖の8番打者」として早慶戦でもその打棒に期待したい 【早稲田スポーツ新聞会】
今春の慶大1回戦で2本塁打を放った吉納副将は最後の早慶戦でもアーチを描き「早慶戦男」になれるか 【早稲田スポーツ新聞会】
エースの伊藤樹は宿敵を封じ込み、最優秀防御率のタイトルを自らの手でつかみ取りたい 【早稲田スポーツ新聞会】
今春に続き、完全優勝のかかる大一番となった宿敵との一戦。両校にとって、泣いても笑っても最後のカードとなる。紺碧の空が広がる秋晴れの神宮球場で歓喜の輪を作り、2015年以来、9年ぶりとなる春秋連覇を決めたい。
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