広島は12試合ぶりに黒星を喫するも首位の座を死守。監督交代も実らず、鳥栖が初のJ2に降格【マンスリーレポート(10月):明治安田J1】

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広島は12試合ぶりに黒星を喫するも首位の座を死守した 【©J.LEAGUE】

明治安田J1リーグは10月に33節と34節に加え、延期となっていた25節(浦和vs柏)と29節(C大阪vsG大阪)、前倒し開催となった35節の3試合が行われた。

広島は34節の湘南戦に敗れ、12試合ぶりに黒星を喫したものの、首位の座を堅持。2位の神戸も34節のFC東京戦に敗れ、広島との立場を逆転することはできなかった。

町田は1分1敗に終わり、30節以来勝利を手にできていない。昇格チームとして躍進を遂げてきたが、シーズン終盤にきて勢いに陰りが見えてきた。

鹿島は勝利した33節の新潟戦後にランコ ポポヴィッチ監督を解任。中後 雅喜新監督の下で迎えた34節の福岡戦は引き分けに終わったものの、逆転優勝にわずかな望みをつないでいる。2勝を挙げたG大阪も、数字上では優勝の芽が残っている。

東京Vが浦和、新潟を連破し、前月からの6位をキープした

健闘を見せているのは東京Vだ。浦和、新潟を連破し、前月からの6位をキープした。逆に苦しんだのは名古屋だ。10月は35節の試合も含め、3連敗。ルヴァンカップではファイナルに駒を進めたが、リーグ戦では勝利を手にできなかった。同じくルヴァンカップのファイナルに進出した新潟も1分2敗で、前月の14位から16位に後退。残留争いに巻き込まれている。

その残留争いでは、2戦2勝の湘南が14位に浮上して一歩抜け出したが、京都、柏、磐田、札幌も1勝を挙げており、予断を許さない状況が続く。一方で最下位の鳥栖は22節を最後に勝利を手にできず、34節の京都戦に敗れると降格が決定。2012年以来守ってきたJ1の座から初めて転落することとなった。
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