清水がJ1復帰を果たし、栃木と鹿児島はJ3へ。プレーオフ出場争いは4チームが勝点1差にひしめく大混戦に【マンスリーレポート(10月):明治安田J2】

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明治安田J2リーグは10月に第34節から36節までの3試合分が開催され、昇格1チームと、新たに降格2チームが決定した。

昇格を決めたのは清水だ。34節、35節と勝利を挙げられず足踏みを強いられたものの、36節の栃木戦で1-0と勝利。勝点を76に伸ばし、3年ぶりにJ1復帰を果たした。昨季は昇格プレーオフ決勝で涙を呑んだものの、その悔しさを晴らすべく今季は開幕から上位争いを演じ続け、一時は苦しむ時期もあったものの、最後に底力を発揮した。

清水と同じく昇格に王手をかけた横浜FCは35節、36節と連敗を喫し、10月中に昇格を決められなかった。ここ2試合で7失点と持ち前の堅守が崩れているのが気がかりな点。果たして残り2試合で、J1復帰を決められるのか。次節はホーム最終戦で栃木と対戦する。

停滞する横浜FCとは対照的に、長崎は3連勝を達成し、自動昇格に望みをつないだ。オープンした新スタジアムでは2試合で8得点と圧巻の強さを披露。ゴールを量産するマテウス ジェズスが逆転昇格のカギを握りそうだ。

熾烈を極めるのはJ1昇格プレーオフ出場争いだ。横浜FCと長崎はすでに6位以上を確定しており、一方が自動昇格、一方がプレーオフへと回る。したがって残された3つの枠を4チームで争う構図となっている。

4位の千葉から7位の山形まで、勝点1差にひしめいており、どこか脱落するかは不透明な状況だ。千葉は3戦全勝で、32節から続く連勝を5に伸ばした。5位の岡山、6位の仙台はともに横浜FCを撃破するなど、2勝1敗でプレーオフ出場権内に留まった。

最終節に行われる山形vs千葉の直接対決に注目だ

山形は3戦全勝で9月から続く連勝を7に伸ばしたものの、上位陣も躓かなかったために、7位から浮上できなかった。残り2試合となったなか、果たしてどのチームが生き残りを果たすのか。注目は最終節に行われる山形vs千葉の直接対決だ。

昇格争いは最後まで目が離せない状況となっている一方、残留争いは決着を見た。すでに降格が決まっていた群馬に加え、鹿児島、栃木のJ3降格も確定した。

鹿児島は35節に愛媛を下して意地を見せたものの、36節の長崎戦に敗れ、1年でJ3に戻ることとなった。栃木は愛媛、群馬に引き分けて粘りを見せていたものの、36節に清水に0-1で敗れ、2018年以来留まり続けていたJ2の座から転落することとなった。


 
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