【ガンバ大阪】頂点まであと二つ。横浜F・マリノスに天皇杯決勝の切符は譲らない
【©GAMBA OSAKA】
「チームの流れはいいと思うので、そのまま思い切ってぶつけたい」。名古屋戦で決勝ゴールをアシストした宇佐美もチーム力の高まりに手応えを口にするが、そんな名古屋戦の歓喜から中3日。ガンバが挑むのは頂点が視界に入り始めた天皇杯の準決勝である。
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「ガンバをあるべき場所に全員で戻そうと、常々言ってきた。選手も明日の試合は戦う気持ちでいっぱいだし、ファイナルに確実に行くのは我々だと思っている」とポヤトス監督は言い切った。
90分間で勝ち上がるのがベストだが、延長戦だろうとPK戦だろうととにかく結果だけが求められるのがカップ戦の戦い。今季貫いてきた前線からのアグレッシブなプレスと鋭い攻撃で横浜F・マリノスのゴールをこじ開けるのが理想だが、同時に必要になるのは好調な今季のキーワードでもある「熱量の高さ」(宇佐美)である。「ボールを支配するためにはボールを奪わないといけない」と攻守でチームを牽引する宇佐美も力を込める。
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また昨季は柏の一員として天皇杯決勝で涙を飲んだ山田にとっても、プロデビューを果たした古巣との対戦だけに、自ずとモチベーションは高まっている。前線からの守備でも欠かせない山田だが、ボール保持に長ける横浜F・マリノスのビルドアップを制限する上でもハードワークしてくれそうだ。
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「監督が変わって、相手のダブルボランチも含めてダイナミックに選手が動いてくる」(ポヤトス監督)。打ち合う強さも見せ始めているガンバではあるがやはり、不用意な失点は禁物となるだけに、アンデルソン ロペスとエウベル、ヤン マテウスら強力3トップには細心の注意が必要になる。
古巣相手の戦いとなる一森は言う。「勝負を分けるプレーが出ないとトーナメントは勝ち上がれない。それをやってのけるのがストライカーやGK。勝負強さを出したい」と名古屋戦でも見せたスーパーセーブで昨季の僚友を封じるつもりでいる。
悲願のタイトル奪回まで残されたハードルは2つ。決勝への切符はガンバが掴み取る。
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