U18日清食品 関東ブロックリーグ2024 男子 大会レポート 大道一歩「得点の取れる司令塔になりたい」日本航空(山梨県)
【©U18日清食品リーグ】
日本航空の持ち味は爆発力のあるオフェンスで、ここまで4試合の平均得点が100を超えています。チームの要は「ジェリー」の愛称で知られる留学生プレーヤーのオルワペルミ ジェラマイア選手。留学生の多くはゴール下を主戦場とするセンターですが、ジェラマイア選手は200cmのサイズだけでなく抜群の跳躍力とフットワークを備え、3ポイントシュートも打てるため内外どちらからも点が取れます。本人もオールラウンドなプレーを自覚し、「レブロン・ジェームズのような選手になること」を目標に掲げています。
しかし、昨年の大活躍によりどの対戦相手も今ではジェラマイア選手の対策を徹底してきます。日本航空が真の強さを備えるには、ジェラマイア選手に頼り切りにならないことが重要で、選手たちもそれを感じています。
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ただし、ジェラマイア選手ばかりでは攻めが単調になります。特に相手にペイントエリアを固められてジェラマイア選手が3ポイントシュートばかり狙うようになり、内と外のバランスが悪くなって相手にトランジションのチャンスをしまうと「典型的な負けパターン」と選手たちは言います。
そのパターンに陥らない方法を、ジェラマイア選手も含めたチーム全員で模索しているところ。114-98と激しい点の取り合いを制した國學院久我山(東京都)との試合後、司令塔の大道一歩選手は「ジェリーの使い方が今までと違って、良い感じでした」と振り返ります。「悪い兆候を感じた時はちゃんと言えるようになりました」と大道選手は、流れの悪い時こそジェラマイア選手とのコミュニケーションを意識しています。
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ジェラマイア選手という突出した存在がいても、日本航空はあくまでチームで戦うことを大切にしています。連覇を逃したインターハイについて「自分たちのプレーができず中途半端に終わってしまいました」と振り返る大道選手は、この「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」では勝ちにこだわり、連覇を狙うと言います。
大道選手が目指すのは、最上級生としてここ一番で頼りになるリーダーです。だからこそ「富樫勇樹選手のように得点の取れる司令塔になりたい」と語ります。富樫選手のような勝負強さを発揮し、チームを引っ張る覚悟を持って大道選手はコートに立っています。
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