【スノーボード】日本女子がワンツーフィニッシュ!男子は長谷川が金メダル!!FISビッグエア・ワールドカップ クール(スイス)

チーム・協会
 スノーボードのワールドカップ(W杯)は現地時間10月19日夜、スイスのクールで今シーズン初戦となるFISビッグエア・ワールドカップの決勝が行われました。日本女子の深田茉莉(YAMAZEN)が1位、岩渕麗楽(BURTON)が2位。男子でも長谷川帝勝(STANCER)が優勝し、男女に渡り日本人が大活躍しました。

優勝した長谷川帝勝。左)2位 Rocco Jamieson 右)3位 Romain Allemand 【全日本スキー連盟】

 男子決勝には荻原大翔(仙台大学)、長谷川帝勝(STANCER)の2名が出場。
 3本の試技から異なる技のベスト2本の合計得点で争われ、長谷川帝勝は1本目にCAB1800(5回転)インディを成功させ87.50点を獲得。2本目を失敗し、後がない3本目にFS1800(5回転)インディを成功。最終的に2本の合計得点を177.25点とし、2位に10点以上の差をつけて優勝しました。4年前のクールワールドカップにて足首を骨折した経験がある長谷川。その苦い思い出を4年越しに塗り替えました。
 2位に入ったのはRocco Jamieson(ニュージーランド)、3位はRomain Allemand(フランス)でした。

 荻原大翔は3本目に大技BS1800(5回転)メランを成功させるも、1本目2本目のSWB1620(4回転半)メランを決めれず6位でフィニッシュとなりました。

優勝した深田茉莉。左)2位 岩渕麗楽 右)3位 Laurie Blouin 【全日本スキー連盟】

 女子決勝には深田茉莉(YAMAZEN)、岩渕麗楽(BURTON)、鬼塚雅(ISPS)、村瀬心椛(TOKIOインカラミ スノーボード部)の4名が出場。
 深田茉莉は1本目にFS1080(3回転)ウェドルを成功させ87.50点を獲得、2本目のSWB1260(3回転半)ジャパンを成功をさせ、94.00点を記録しました。女子では今大会唯一の90点台を叩き出し、自身2年ぶり2度目のワールドカップでの優勝を果たしました。昨年は思うような活躍ができず歯がゆいシーズンを過ごしたが、今年の初戦で見事雪辱を果たしました。
 2位に入ったのは、岩渕麗楽。1本目に得意のBS1080(3回転)ウェドルを失敗するも、2本目に見事成功。そして3本目にF1080(3回転)ダブルテールを成功させる。1本目での失敗にもかかわらず、2本目と3本目で確実に決めることができるのは、経験豊富な岩渕だからこその技と言えるでしょう。3位にはLaurie Blouin(カナダ)が入りました。

 昨年目覚ましい活躍を遂げた村瀬心椛は3本目にFS1260(3回転半)トラックドライバーを試みるも、着地に嫌われ失敗。1本目と2本目の合計で150.75点とし、表彰台に僅かに届かず4位で初戦を終えました。

 ビッグエアシーズン初戦。男女共に着実に結果を残した日本スロープスタイル・ビッグエアチーム。次戦は11月30日からの中国ビッグエア2戦目です。今後の戦いからも目が離せません。

男子最終リザルト
1st HASEGAWA Taiga
6th OGIWARA Hiroto
11th HAMADA Kaito
25th MIYAMURA Yuto
30th TOBITA Ruki
40th KIMATA Ryoma

DNS KIMURA Kira
DNS KUNITAKE Hiroaki


女子最終リザルト
1st FUKADA Mari
2nd IWABUCHI Reira
4th MURASE Kokomo
8th ONITSUKA Miyab
23th SUZUKI Momo
26th MURASE Yura
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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