【2部・第17節】慶應義塾大学の首位揺るがず!3位には法政大学との直接対決を制した順天堂大学が浮上

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【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・2部リーグ第17節

【©JUFA】

 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第17節は、10月13日(日)に全6試合が行われた。


 首位・慶應義塾大学は、41分に茅野優希が挙げたゴールを守りきって0-1で10位・立教大学に勝利。前節の黒星で首位との勝点差が4位に開いた2位の日本体育大学は5位・立正大学と対戦。試合序盤、立正大に先制点を許した日体大だが、その4分後に同点に追いつくと前半終了間際に逆転に成功。1-2で勝利し、2位をキープした。

 今節最注目の一戦が、勝点26で並ぶ3位・法政大学と4位・順天堂大学の"シックスポイントマッチ"だ。試合は序盤の10分に順大が先制するものの、その6分後に法大が追いつき、28分にも追加点を挙げ逆転に成功。だが順大も39分、45+2分に今井啓太が連続ゴールを決め、スコアを2-3として再びリードを奪う。順大は終盤の86分にもダメ押しの4点目を挙げ、2-4で法大を下した。この結果、順位が入れ替わり順大は3位に。法大は勝点3差で4位に後退した。

 勝点1差の6位・早稲田大学と7位・神奈川大学の直接対決は、早大が駒沢直哉の3試合連続ゴールを含む2得点を前半に先取。終了間際に神大に1点を許すものの、1-2のまま勝利した。これで3連勝の早大は5位に順位を上げ、4位・法大と同勝点に。神大は9位に後退した。

 下位グループでは、8位・拓殖大学と11位・山梨学院大学、9位・産業能率大学と最下位の城西大学がそれぞれ対戦。勝点2差の拓大と山学大の試合は、激しいゴールの奪い合いとなった。勝てば自動降格圏から脱出できる山学大は、立ち上がりから猛攻を仕掛け10分に先制点を挙げる。しかし後半は拓大が反撃を開始。53分、66分と立て続けにゴールを決めて逆転する。これ以上負けられない山学大も86分に同点に追いつくが、拓大がアディショナルタイムに3点目を決めて2-3と逃げ切りに成功。また、産能大と城西大の試合は、後半に産能大が2得点を挙げ0-2で完勝。この結果、拓大、産能大ともに順位をひとつ上げて7位と8位に。3連敗の立教大と山学大、2連敗の城西大は順位は変わらず、9位との勝点差だけが開く結果となった。

 全6試合が10月20日(日)に行われる第18節は、法大vs慶大の上位対決や立教大vs城西大の降格圏に沈むチーム同士の直接対決も。慶大がそろそろ独走態勢に入るのか、それとも日体大、順大が待ったをかけるのか。残るは5節、見逃せない試合が続く。


※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。

(文・飯嶋玲子)

【©JUFA】

全試合結果と得点者


法政大 2(2-3)4 順天堂大
得点者)【法大】大畑凜生、池端今汰【順大】竹腰智也、今井啓太×2、齊藤慈斗

山梨学院大 2(1-0)3 拓殖大
得点者)【山学大】岡響己、原田蓮斗【拓大】吉原優輝、川村舞弥、田村聖斗

立正大 1(1-2)2 日本体育大
得点者)【立正大】中村優斗【日体大】篠田大輝、野村海翔

立教大 0(0-1)1 慶應義塾大
得点者)【慶大】茅野優希

城西大 0(0-0)2 産業能率大
得点者)【産能大】保竹駿斗、田島魁人

神奈川大 1(0-2)2 早稲田大
得点者)【神大】武笠隼季【早大】駒沢直哉、柏木陽良
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著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

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