【1部・第17節】上位は連勝で順位変わらず。優勝の可能性は明治大学、筑波大学、中央大学、東洋大学の4チームに

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【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第17節

【©JUFA】

 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第17節は、10月12(土)に全6試合が行われた。

 得失点差4の同勝点で競り合う首位・明治大学と2位・筑波大学。今節は両チームとも対戦相手に苦しめられながらも辛勝し、ともに勝点を41に伸ばした。

 明治大学は9位の東海大学と対戦。前半にショートカウンターから先制した明大だったが、後半の71分にロングスローからチャンスを作られ東海大に失点。1-1と追いつかれる。だがその9分後に、相手のクリアボールを拾った三品直哉が、強烈な左足のシュートを突き刺して再びリードを奪い、1-2で勝利。首位をキープした。
 一方、7位の日本大学と対戦した筑波大学は、16分にコーナーキックから先制するも31分、35分と立て続けに熊倉弘達に失点を喫し、日大に逆転を許す。それでも前半終了間際の42分に廣井蘭人が決めて同点に追いついて試合を折り返すと、後半の72分にペナルティーキックを獲得。これを半代将都が決めてスコアを3-2とし、1点リードのまま逃げ切り、首位・明大との同勝点・得失点差4をキープした。

 3位の中央大学は10位・駒澤大学を星野創輝のヘディングシュートで下し、前節に続くウノゼロ勝利。4位の東洋大学は、5位・東京国際大学に先制されるものの、今季リーグ初出場のPonce尾森世知がゴールを決めて同点に追いつく。その後、東国大は2人の選手が退場に。数的優位に立った東洋大は後半、新井悠太がダイレクトシュートを決めて逆転に成功。2-1で勝利した。

 明大は2連勝、筑波大は4連勝、中大は3連勝、東洋大は4連勝と上位4チームはそろって勝点を伸ばし、順位変動はなし。この結果、優勝の可能性を残すのは上位4チームのみとなった。また明大と筑波大は7位内が確定し、冬の全国大会、全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)への出場も決定した。

 5位・東国大以下は、9位・東海大まで順位に変動はないものの、6位・流通経済大学が最下位の関東学院大学に1点を守りきられて黒星を喫し、8位の桐蔭横浜大学も11位の国士舘大学に逆転負け。この結果、国士大と駒大の順位が入れ替わり、駒大が再び11位の自動降格圏に転落。国士大は10位に順位を上げた。また、流経大が勝点を伸ばせなかったことで、6位から降格圏の10位までが勝点3差、自動降格圏の11位も勝点4差と厳しい状況になっている。

 タイトな競り合いの続く上位4チーム、1部リーグ残留のため厳しい戦いの続く中位~下位グループ。残る5試合で、どんな展開が待ち受けているのか。ともに4連勝中、2位・筑波大学と4位・東洋大学の上位対決が注目される第18節は、10月19日(土)に全6試合が行われる。



※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。

(文・飯嶋玲子)

※東京国際大学は総理大臣杯の結果によるインカレ出場が確定 【©JUFA】

全試合結果と得点者


中央大 1(0-0)0 駒澤大
得点者)【中大】星野創輝

筑波大 3(2-2)2 日本大
得点者)【筑波大】加藤玄、廣井蘭人、半代将都【日大】熊倉弘達×2

流通経済大 0(0-1)1 関東学院大
得点者)【関東大】堀金峻明

東洋大 2(1-1)1 東京国際大
得点者)【東洋大】Ponce尾森世知、新井悠太【東国大】尾崎岳人

東海大 1(0-1)2 明治大
得点者)【東海大】桑子流空【明大】真鍋隼虎、三品直哉

桐蔭横浜大 1(1-0)2 国士舘大
得点者)【桐蔭大】笠井佳祐【国士大】中村晃大、村上竜規
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著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

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