【ガンバ大阪】大阪ダービーで噛み締めた悔しさは、結果で示す。札幌相手にガンバの意地を見せるのみ

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「ダービーで負けた夜は本当に悔しかった」とポヤトス監督が言えば、闘将の中谷でさえ「気持ち的にはやっぱり、落ち込んだ」と大阪ダービーで喫した痛恨の敗戦にこう本音を漏らした。
巻き返しのきっかけにするはずだった大一番で敗れたガンバだが、ポヤトス体制の2年目をいい形で締めくくるためにも下を向く時間はないことを、指揮官も選手も理解している。
「僕らが良かった時の熱量や前から激しく行くところを復活させないといけないし、日程がタイトだとは言え、そこを出さないといけない」(中谷)。

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中2日の過密日程で迎える札幌戦は、ガンバの勝利を心待ちに毎試合集うホームのサポーターの前でリバウンドメンタリティを見せる格好の場となる。
「ダービーという大きな試合で負けてしまったことで皆の心の浮き沈みはあったと思うが、この2日間でしっかりと切り替えた」。連戦だからこそ、攻守でチームのギアを上げる役割を担う山下は、チームの思いを代弁した。
リーグ戦では9試合勝利から遠ざかるガンバだが、依然順位は5位につけており、勝つ流れを取り戻すのみである。

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21シーズン以降、札幌に対しては1勝2分4敗と戦績が悪く、ポヤトス監督の就任後も1分2敗に終わっているが「相手は良い瞬間にいるのでタフで難しい試合になる」とポヤトス監督は警戒感を口にする。
一時は最下位だった札幌だが、8月以降は4勝2分2敗と巻き返しており、現在はJ1リーグ19位。J1残留に向けて、ガンバに対してもアウェイで勝ちに来るはずだ。

オールコートのマンツーマンに近い形で激しく局地戦を挑んでくる札幌は一週間のインターバルを挟んでいる分、ガンバより有利な状態であるのは事実だが「ダービーの前半のような展開には絶対にしたくないので、セカンドボールと球際で勝っていかないといけない」と中谷は気を引き締める。
変則的なフォーメーションを採用する札幌を球際や切り替えの部分で上回ることは大前提になるが「ダイナミックな相手なので、大事なのは前向きの選手をしっかりと使うこと。そして背後をつくことが大事になる」とポヤトス監督は、札幌攻略のポイントをこう話す。
札幌のアグレッシブなプレスを恐れないことも重要だが、過度につなぐことに固執せず、臨機応変に戦いながら勝機を見出したい。

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一方、リーグワースト2位の失点を喫している札幌ではあるが、6月に加入した大崎がボランチで機能し、8月以降は大崎を中心とした3バックも見違える安定感を見せている。川崎Fや京都に完封勝利を飾っている上、町田ともスコアレスドロー。今節はガンバから期限付き移籍中の鈴木が契約の問題で出られないが、新加入のジョルディ サントスやアマドゥ バカヨコら外国籍FWも控えており、攻撃陣も侮れない力を秘めている。
「本当にサポーターに勝利を与えたいし、一歩を踏み出すための勝利が欲しい」(ポヤトス監督)。
勝利とシーズン終盤の再加速を信じるサポーターの前で、今こそガンバの反発力を示すのみだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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