[RUGGERSコラム] パシフィックネーションズカップ2024 決勝 vsフィジー代表
どうもオニギリです。
ようやく残暑も終わりが見え、秋らしい空気になってきました。
先週21日に、花園ラグビー場にてパシフィックネーションズカップの決勝・3位決定戦が行われました。準決勝でサモアに完勝した日本代表は世界ランキング10位のフィジーと決勝で戦いました。今回は決勝のフィジー戦についてオニギリ's eye!!したいと思います。
今回発表された日本代表のメンバーは以下の通りです。
ようやく残暑も終わりが見え、秋らしい空気になってきました。
先週21日に、花園ラグビー場にてパシフィックネーションズカップの決勝・3位決定戦が行われました。準決勝でサモアに完勝した日本代表は世界ランキング10位のフィジーと決勝で戦いました。今回は決勝のフィジー戦についてオニギリ's eye!!したいと思います。
今回発表された日本代表のメンバーは以下の通りです。
今回、サモア戦と同じ先発メンバーで、唯一変わったのはリザーブメンバーに緊急招集された濱野が入ったことです。濱野はNZで有名なロトルアボーイズ出身で、19歳で神戸Sに入団した期待の新星。リーグワンでもAT・DFともにコンタクト負けしない体格で、ジュニアJAPANにも召集されていました。今回リザーブでどのような活躍をするのか楽しみなところです。
試合は、ナイターであったもののまだ暑さが残り30℃近くありました。フィジーも島国で暑い国ですが、日本の暑さとはまた違う暑さです。ここまで試合を重ねてきた両国にとって、気候に関してあまり優劣はない中、フィジーボールのキックオフで始まりました。
開始早々から日本は速さを武器に展開し、敵陣でペナルティをもらい、PGで日本が先制しました。その後、フィジーもゴールから正面40m付近でペナルティをもらいPGを決めます。お互い、僅差での試合になるという見込みから確実なスコアでスタートしていきました。日本は、ここまでの戦い方と変わらず、展開の速さと裏スペースへのキックなどで敵陣へ前進していきました。前半最初のトライは日本。右スクラムからCTBライリーが個人技でフィジーBKを抜き、裏スペースにキックして、そのままインゴールにボールを押さえました。ゴールも決めて10-3とします。日本はSH藤原がテンポのいい球捌きと安定したスクラムでした。そして、次にトライしたのはフィジー。前半30分に敵陣ラインアウトから10フェーズ継続しトライ。フィジーも一人一人がずらして当たって、ゲインし、最後は綺麗なオフロードでトライを奪いました。ゴールも決めて10-10とふりだしに。その後、前半37分に原田が相手SHへのタックルが顔に当たっていたことを受け、シンビンで一時退場することになります。前半はそのまま終わり10-10で折り返す。
後半は14人となった日本ボールのキックオフでスタート。お互いATDFともに拮抗した力を発揮し、日本は14人だった時間帯で相手にスコアされず、15人に戻りました。後半から岡部、為房が入り、そして濱野も52分のところで立川と交代。マプスア、小山も入り、フレッシュなメンバーで逆転を狙います。スコアが動いたのは、後半半分たったところで、PGでフィジーが先にスコアしたあと、フィジーは今までに無いほど、敵陣深いところで継続ラグビーを展開し、じわりじわりと前進。最後にセブンス代表でパリ五輪にも出場していたロンガニマシがトライし、ゴールも決めて、20-10とフィジーがリードを広げます。日本は、梶村、コストリーを投入し、きつい後半の時間帯で超速ラグビーを展開しようと試みますが、敵陣深く入ってもラインアウトのミスやハンドリングミスで流れが掴めず。逆にフィジーは、50-22で勢いを増す。華麗なオフロードと速い2人目のサポートでボールを前進させ、67分、70分にフィジーはトライとゴールを重ね、残り10分で34-10と24点差となる。そしてラックから溢れたボールを拾ってまたロンガニマシがトライして、41-10とし、最後日本はマロツイタマが相手のDFギャップをついて、トライ。ゴールを決めて41-17とし、このまま試合はノーサイド。
日本は決勝でフィジーに敗れて、パシフィックネーションズカップは準優勝で幕を閉じました。
決勝で感じましたが、フィジーの実力は前回W杯から片鱗を見せており、AT・DFともに粘り強さを感じました。以前は、オフロードを狙うことでボールを落としているイメージも多かったですが、今のフィジーは昔の華麗なオフロードが復活し、サイズのある選手らが前進しながらオフロードを成功させるので日本は簡単に止めることが出来ませんでした。一方日本は、決勝でミスが目立ちました。ここぞという時のラインアウトミスは痛かった。ただ、前半の試合はフィジーと対等に戦うことができ、後半最後に綻びたところは課題だと感じました。
以上、今回のオニギリ's eye!!いかがでしたでしょうか？
パシフィックネーションズカップはこれで閉幕し、エディJAPANは大きな経験を得たことでしょう。初キャップの選手にとっても、今までキャップ数が一桁台だった選手にとっても、“経験”は今後の日本代表に欠かせないものです。このようにハイレベルな国際試合を重ねていけるのは財産でしょう。
10月にはオールブラックス、11月にはフランス、ウルグアイ、イングランドといったティア1との試合が待っています。どんなメンバーで臨むのか、また今回選ばれたメンバー中心となるのか楽しみですね。日本代表のスケジュールはまた発表されますが、大学ラグビーも熱戦が繰り広げられています。
次回は大学ラグビーの前半戦についてレポートしたいと思います。
さぁ今週も各地でワクワクが止まりません！！
試合は、ナイターであったもののまだ暑さが残り30℃近くありました。フィジーも島国で暑い国ですが、日本の暑さとはまた違う暑さです。ここまで試合を重ねてきた両国にとって、気候に関してあまり優劣はない中、フィジーボールのキックオフで始まりました。
開始早々から日本は速さを武器に展開し、敵陣でペナルティをもらい、PGで日本が先制しました。その後、フィジーもゴールから正面40m付近でペナルティをもらいPGを決めます。お互い、僅差での試合になるという見込みから確実なスコアでスタートしていきました。日本は、ここまでの戦い方と変わらず、展開の速さと裏スペースへのキックなどで敵陣へ前進していきました。前半最初のトライは日本。右スクラムからCTBライリーが個人技でフィジーBKを抜き、裏スペースにキックして、そのままインゴールにボールを押さえました。ゴールも決めて10-3とします。日本はSH藤原がテンポのいい球捌きと安定したスクラムでした。そして、次にトライしたのはフィジー。前半30分に敵陣ラインアウトから10フェーズ継続しトライ。フィジーも一人一人がずらして当たって、ゲインし、最後は綺麗なオフロードでトライを奪いました。ゴールも決めて10-10とふりだしに。その後、前半37分に原田が相手SHへのタックルが顔に当たっていたことを受け、シンビンで一時退場することになります。前半はそのまま終わり10-10で折り返す。
後半は14人となった日本ボールのキックオフでスタート。お互いATDFともに拮抗した力を発揮し、日本は14人だった時間帯で相手にスコアされず、15人に戻りました。後半から岡部、為房が入り、そして濱野も52分のところで立川と交代。マプスア、小山も入り、フレッシュなメンバーで逆転を狙います。スコアが動いたのは、後半半分たったところで、PGでフィジーが先にスコアしたあと、フィジーは今までに無いほど、敵陣深いところで継続ラグビーを展開し、じわりじわりと前進。最後にセブンス代表でパリ五輪にも出場していたロンガニマシがトライし、ゴールも決めて、20-10とフィジーがリードを広げます。日本は、梶村、コストリーを投入し、きつい後半の時間帯で超速ラグビーを展開しようと試みますが、敵陣深く入ってもラインアウトのミスやハンドリングミスで流れが掴めず。逆にフィジーは、50-22で勢いを増す。華麗なオフロードと速い2人目のサポートでボールを前進させ、67分、70分にフィジーはトライとゴールを重ね、残り10分で34-10と24点差となる。そしてラックから溢れたボールを拾ってまたロンガニマシがトライして、41-10とし、最後日本はマロツイタマが相手のDFギャップをついて、トライ。ゴールを決めて41-17とし、このまま試合はノーサイド。
日本は決勝でフィジーに敗れて、パシフィックネーションズカップは準優勝で幕を閉じました。
決勝で感じましたが、フィジーの実力は前回W杯から片鱗を見せており、AT・DFともに粘り強さを感じました。以前は、オフロードを狙うことでボールを落としているイメージも多かったですが、今のフィジーは昔の華麗なオフロードが復活し、サイズのある選手らが前進しながらオフロードを成功させるので日本は簡単に止めることが出来ませんでした。一方日本は、決勝でミスが目立ちました。ここぞという時のラインアウトミスは痛かった。ただ、前半の試合はフィジーと対等に戦うことができ、後半最後に綻びたところは課題だと感じました。
以上、今回のオニギリ's eye!!いかがでしたでしょうか？
パシフィックネーションズカップはこれで閉幕し、エディJAPANは大きな経験を得たことでしょう。初キャップの選手にとっても、今までキャップ数が一桁台だった選手にとっても、“経験”は今後の日本代表に欠かせないものです。このようにハイレベルな国際試合を重ねていけるのは財産でしょう。
10月にはオールブラックス、11月にはフランス、ウルグアイ、イングランドといったティア1との試合が待っています。どんなメンバーで臨むのか、また今回選ばれたメンバー中心となるのか楽しみですね。日本代表のスケジュールはまた発表されますが、大学ラグビーも熱戦が繰り広げられています。
次回は大学ラグビーの前半戦についてレポートしたいと思います。
さぁ今週も各地でワクワクが止まりません！！
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