セレッソ大阪【J1リーグ第31節 C大阪vs.湘南】開始早々に失点も、エース・レオ セアラの2得点で逆転勝ち。リーグ戦9試合ぶりの勝点3を獲得
【CEREZO OSAKA】
前節の反省を踏まえ、「受けずに前へ」(小菊昭雄監督)という意識を持って入った今節だが、湘南のアグレッシブな姿勢を前に、今節も立ち上がりから守勢に回る。システム上、ミスマッチになるサイドを突かれてCKを立て続けに与えると、中でクリアした後のセカンドボールも拾われ、2次攻撃を受ける。2分、4分と湘南に決定機も作られたが、前者はレオ セアラがシュートブロック、後者はGKキム ジンヒョンが好セーブで失点は防いだ。ただし、ここで押し返すことができずに波状攻撃を受けると、12分、FKから鈴木章斗にヘディングを決められ、先制を許してしまった。前節をなぞるような展開となったが、「失点後も自分たちで折れずに向かっていって、もう一度ゲームプラン通り、前から行こうと徹底した。その中で1点目は、前線からの素晴らしい守備からショートカウンターでした」と試合後に指揮官が振り返ったように、21分、敵陣左サイドで為田大貴とルーカス フェルナンデスが連動した守備でボールを奪うと、フェルナンデスがそのまま運び、縦に突破。ペナルティーエリア内深くまで進入し、中でDFと駆け引きしてフリーになったレオ セアラへラストパス。これをセアラが押し込み、1点を返した。さらに3分後、今度は田中駿汰の背後へのパスに抜け出したセアラが巧みなトラップから体を入れてドリブルのコースを作り、相手DFを吹き飛ばしてゴール前に進入。最後はGKも交わしてゴールに蹴り込み、逆転に成功した。「最近は先に取られてしまう状況が続いていた中で、今日もやられたが、これまでとは違う形を示せた」と背番号9。自身20点の大台に乗せる2得点で、一気に試合をひっくり返した。ここからは湘南の勢いも弱まり、セレッソがしっかりとブロックを作った状態で相手の攻撃を跳ね返すと、この試合、セアラ、フェルナンデスとともに前線で輝きを放った北野が躍動する。ドリブル、パス、トラップと高い技術を遺憾なく発揮し、29分には自身が背後に飛び出してゴールに迫ると、37分には高い位置で奪ってセアラへラストパス。好機も演出した。
【CEREZO OSAKA】
【CEREZO OSAKA】
【CEREZO OSAKA】
【CEREZO OSAKA】
(文=小田尚史)
【CEREZO OSAKA】
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ