終わってみれば首位タイで最終ラウンドへ。想定外の結果に驚きながらも、優勝に関しては「まだまだわからないですよ」と横尾節。この日は１番、３番と幸先よくスタートしていったものの、その後は我慢のゴルフを強いられた。ついに16番ホールでは耐えきれずにこの日最初のボギーを叩いてしまうが、それも想定内の様子。「今日はよく耐えられたと思います。２番でもいいパーパットを入れましたし、７番でもいいパッティングを決めることができました。この２つを凌げたのは大きいと思いますね。16番ホールでボギーを打ちましたが、あのラフの入り方をしちゃうと厳しいですね。無理やりいきましたけど、やっぱりダメで。まぁ、でもパーチャンスを作れましたからね。あと、午後になると木の陰でラインが読みにくくなることも影響はありました。そこはしょうがないんですけどね」。

横尾曰く、深いラフと強い風が合わさったコンディションは、気を抜いたらすぐに80を叩いてしまうくらい難しいと言う。淡々とプレーしているように見えた横尾も「だから、とにかく死ぬ気でパーを獲りにいくしかない」と必死だ。ただ、明日に向けては「せっかくいい位置にいますからね。順位を落とさないように頑張ります」と一言。優勝という言葉は明言しないまでも、順位を落とさないということは優勝を意味する。

何が起きるかわからない明日の最終ラウンド。必死でパーを獲りにいくスタイルが頂点に導くかもしれない。