【U18日清食品トップリーグ2024 (男子) 大会レポート】海の向こうで戦う仲間のためにも 八王子学園八王子 #7 平原侑真
【©U18日清食品リーグ】
序盤から試合を優位に進めたのは八王子学園八王子。エースの十返翔里選手(3年/192cm)がヨルダン・アンマンにて開催中の「FIBA U18 アジアカップ 2024」への出場のため不在でしたが、十返選手に次ぐ得点源である#7 平原侑真選手(3年/185cm)と控えセンターの#0 ニャン セハ セダト選手(1年/203cm)を軸に得点を重ねます。第1クォーターから24-13の2桁リードを奪うと、平原選手とセダト選手のほかにも#2 岡祐心選手(2年/180cm)や#13 畠山颯大選手(2年/174cm)らも効率良く得点し、出場する選手全員が伸び伸びとプレー。前半で50-33の大差を付けました。
【©U18日清食品リーグ】
その後も流れを明け渡すことなく第4クォーター中盤まで15点前後のリードを奪います。しかし、そこから開志国際が反撃。ディフェンスの強度を上げると、焦りの見え始めた八王子学園八王子は連続でターンオーバーを犯してしまい、その間に開志国際は#4 清水脩真選手(3年/165cm)と#5 平良宗龍選手(3年/182cm)を中心に連続得点。最後は82-72で八王子学園八王子が逃げ切りましたが、特に終盤は手に汗握る展開となりました。
試合後、18得点の活躍を見せた平原選手は「後半は開志国際のディフェンスが強くなって、自分たちも疲れてきて点が止まってしまったので、そういうところは改善が必要です」と危機感を示しつつも「翔里という一番点を取る選手がいない分、みんなでそこをカバーしなければいけませんでした。特に前半はそれがよくできたと思います」と手応えを得ました。
続けて、「U18日清食品トップリーグには初めての出場だったので、少し緊張はしましたが、やっぱり大きな舞台でプレーできるということでワクワクの方が大きかったです。それに開志国際には交歓大会などを含めて今年一度も勝てていなかったので、勝てたことが素直にうれしいです」と平原選手。初出場の「U18日清食品トップリーグ2024」で開志国際に初勝利を挙げられたことは、大きな自信につながったはずです。
【©U18日清食品リーグ】
明日の相手はインターハイで敗れた藤枝明誠(静岡県)です。平原選手はライバルとの再戦に向け、こう力を込めました。「インターハイでは相手のディフェンスに押されて消極的になってしまったところがあったので、そこをしっかりと対策してリベンジできるようにしたいです。翔里も向こうで頑張っているので、僕らも頑張らないといけないなと思います」
海の向こうで戦う仲間に、良い知らせを届けたいところです。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ